医療系大学院生の生活ってどんな感じ?バイトってできるの?
ここでは診療放射線技師(放射線学科)の大学院生のアルバイト事情について紹介します。他職種や大学により大きく違いますので、あくまでも一例です。
医療系大学院にはどんな人が進学しているのかはこちら↓
医療系大学院生はアルバイトできる?

先に結論から…『できます』
主なアルバイトは放射線技師のアルバイトとTA(Teaching Assistant)になります。
もちろん普通のアルバイトも可能です!
放射線技師バイト
大学院修士課程卒業後の進路として、病院、企業、進学が主になります。
進路がどこであれ、放射線技師に関わる進路に進む際は臨床経験がある程度必要になってきます。
アルバイト先の見つけ方
大学院生はどのように病院のアルバイト先を探すのでしょうか?
- 大学の先生からの紹介
- 病院に就職した友達や先輩からの紹介
- 大学院の先輩からの紹介
普通のアルバイトと違い、未経験者である大学院生はインターネットで求人を探しても雇ってもらえる可能性はかなり低いです。
あくまでも大学院生。研究と授業を受けるのことが学生の本業です。時間の制限がある大学院生は上記のように紹介によりアルバイト先を見つけることになります。
大学教員や大学院の先輩から紹介してもらえる施設だと、未経験の大学院生を受け入れる実績もあり信頼があります。
運が良ければ、就職した友達や先輩からの紹介で総合病院でもアルバイトをすることができます。
アルバイト先は?
- 健診センター
- 整形外科クリニック
- 大学附属病院
- 総合病院
- 健診センターや整形外科クリニックや総合病院では撮影技術や患者対応を学ぶことができます。
- 大学附属病院では撮影技術や患者対応の他に最先端の医療技術に触れることができ、研究のアイデア探しもできます。
給料は?
時給1,000〜2,000円程度
放射線技師の国家資格を持っているため、普通のアルバイトより給料はいいと思います。
また技術UPすると、その技術に応じた給料がいただけます。
主に胃のバリウム検査やマンモグラフィーが撮影できると給料UPにつながる傾向です。
TA(teaching assistant)
TA(Teaching Assistant)とは?
学部生の実験実習や、大学教員が行う授業のサポート行う制度です。
教員の補助をすることで、大学院生自身の教育力を高め、キャリア形成も視野に入れた取り組みになります。
理系大学出身者の中には実験に大学院生がいていろいろ教えてもらった。という経験をもつ方もいるのではないでしょうか?
おそらくその大学院生はT.A制度を使っているかと思います。(稀に教授の手伝いで無給でやっている可能性あり。)
TAになるには?
大学から年度始めにTA募集がかかります。
希望する分野の授業があれば応募し、担当教員が人選する形をとります。
教育に携わるということは人に教えられるだけの知識がある程度必要です。選ばれたらしっかり勉強して臨みましょう。

私は大学院2年の時に、自分の専門分野の実験実習(半期分)をほぼ任されていました。
原理説明から実験手順など全て説明できるようにして臨みました。
給料は?
大学によって違うと思いますが…
時給1,500〜2,000円程度
ただし、大学院生は授業を受けたり、研究することが主ですので1年間で持てる時間数の上限が決められていました。
一般的なアルバイト
もちろん飲食店や家庭教師など一般的なアルバイトもできます。
もし、一般的なアルバイトをやる場合は研究に影響しない程度にしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
医療系大学院生が医療現場でアルバイトできるの意外だったのではないでしょうか?
学生の皆さんは、本業である研究を疎かにしない程度にアルバイトすることを心がけましょう。あくまでも学生なのでね。臨床現場で疑問に思ったことや新たなひやめきを持ち帰って研究に明け暮れましょう。
技師バイトは単価が高いので、親の扶養控除を使う場合はアルバイト時間に気をつけましょう。