水戸黄門漫遊マラソン2025に参加してきました!秋の水戸を巡るコースは、歴史ある街並みと沿道の温かい応援が魅力の大会です。適度なアップダウンはあるものの走りやすく、初心者からベテランまで楽しめるコースです。本記事では、当日の雰囲気、コースの特徴、エイド、そして実際に走って感じたポイントを、ランナー目線で詳しくレビューします。
水戸黄門漫遊マラソン2025

大会概要
- 開催地: 茨城県水戸市
- 開催日程: 2025/10/26(日)
- 募集人数: 10,000人
- 制限時間: 6時間
- 費用: ¥9,000(医療従事者¥6,000)
- エントリー: RUNNET
- メイン会場: 茨城県三の丸庁舎広場
- スタート:南町2丁目交差点(水戸市南町2丁目)
- ゴール: 茨城県三の丸庁舎正門(水戸市三の丸1丁目)
- 参加賞: Tシャツ
- 完走賞: 完走メダル
気候
過去3年間の気温は以下の通りです。最低気温は10℃前後、最高気温は20℃前後です。朝は涼しくレース中に暑くなってくるので、脱水対策はしておいた方がいいでしょう。
| 開催年 | 最高気温 | 最低気温 |
| 2023 | 18.5 ℃ | 9.9 ℃ |
| 2024 | 22.8 ℃ | 13.3 ℃ |
| 2025 | 18.9 ℃ | 13.6 ℃ |

2025年は曇のため暖かく感じました。少し気温も湿度も高くすぐに暑さを感じました。日差しはなかったため走りやすかったです。
参加賞
参加賞はTシャツのみです。水戸黄門漫遊マラソンのTシャツは右にポケットがついているの特徴的です。アパレルメーカーがデザインしているためセンスがいい!

スタート会場
スタート・フィニッシュ会場は茨城県三の丸庁舎広場です。スタート会場のトイレ、更衣室、荷物預け、整列ブロック、アクセス方法について解説します。

トイレ
トイレは各更衣室エリアと整列ブロック付近にあります。女性トイレは洋式トイレが用意されていました。
男性は行列でしたが女性は比較的列が短かったのでスムーズに進んでいました。

8:00ごろの三の丸小学校出口付近の女性トイレはとても空いていました。10基くらいあったので穴場でした!男性は早めに整列ブロックのトイレに行くといいかも!
手荷物預け・更衣室

男性は三の丸小学校、女性は水戸三の丸ホテルと水戸京成ホテルに更衣室と荷物預けがあります。
手荷物預けは荷物とゼッケンNo.カードを袋に入れて預けます。45Lくらいのゴミ袋サイズでした。大きな荷物は男女とも三の丸小学校に有料で預けることができます。
女性はホテル内なので濡れる心配はありませんが、男性はグラウンドに並べるため雨だと濡れます。2025年大会は雨予報だったため、当日朝に袋が配られていました。
整列ブロック
整列は8:10〜8:50です。厳密なブッロック閉鎖は行なっていないように見えましたが時間内に整列することをおすすめします。
アクセス
メイン会場:JR水戸駅から徒歩5分

公共交通機関を用いて来場することをおすすめします。東京からなら当日入りも可能です!
大会当日は水戸黄門漫遊マラソン用に東京-水戸間を繋ぐ臨時特急が運行されます。東京宿泊や関東地区在住ランナーはこちらの利用も検討してください。

ゴール後の流れ
- 計測タグ返却
- 完走メダル受け取り
- 完走賞受け取り
- 着替え(各更衣室へ)
完走後に受け取る完走賞が多くてサブ4でも渋滞していました。5〜10分くらい受け取りにかかっていました。その後は更衣室まで移動するのですが、女性更衣室は駅付近のため5分くらい歩きます。幸い雨は降らなかったのですが、移動で冷えることもあるかもしれません。
完走賞
水戸黄門漫遊マラソンは、完走賞としてメダルと協賛企業からの提供品が多くあります。



過去に参加したフルマラソンの中で一番豊富かも。女性はこれ以外に更衣室でジュースが受け取れました。
コース&エイド情報


累積標高
累積標高は138m(Polar Pacerで測定)です。フルマラソンでは平均的な標高差です。30km付近とゴール手前に急坂がありますが、ここのペースが落ちてもさほどタイムには響かない程度の距離の坂です。


ゴール前の激坂はサブ4レベルでもほとんどの人が歩いていました。確かに急だけど走れない坂じゃないです!
コース解説
本記事のコース解説はフルマラソンのものです。
スタートからハーフ付近はでは大きな起伏もなくほぼフラットコースです。スタートは道路の横幅いっぱいを使っているのでスタート渋滞は起きにくいです。
偕楽園の横の景色は水戸に来た!と思わせる風景が広がります。前半はかなり走りやすいコース設定で応援も多めです。
20km付近では常磐線を跨ぐための橋があります。ここで初めて坂らしい坂が出てきます。スライド区間なのでエールを送りながら走ることができるので楽しく走ることができます。

21〜30kmまでもまたフラット区間です。ここも非常に走りやすいですが景色がかわらない区間なので景色が変わらないのが苦手なランナーにとっては辛いところ…
この区間では太鼓が叩けるポイントがあるので思い出に叩いてみては!?

30kmでは明らかに降って登る坂が登場します。脚が疲始める頃なのでここからの坂はキツく感じます。長い坂ではないのでゆっくり登っていきましょう。
30kmを越えると偕楽園へ戻ってきて千波湖を1周半します。この距離で湖1周はメンタル的に辛いと感じるランナーも多いはず…ただ、かなり走りやすいコースで応援が非常に多い区間なので楽しんで走りましょう!


千波湖を抜けると名物の梅香トンネルと激坂です。梅香トンネル内は地元学生の全力応援があり、とても元気が出る区間です。自然とスピードが出るランナーも多いでしょう。トンネルを抜けて少し走ると最後の激坂です。距離は短いですが傾斜がかなりきついです。
サブ4レベルのランナーでも歩き倒すランナーばかりでした。ここは歩いてもOK!

激坂を越えれば残り1kmを切っています。フラット区間かつゴール前はまっすぐな道なので気持ちよくゴールしましょう!
エイド情報

水戸黄門漫遊マラソンの給食はは7kmから登場します。約5kmごとに名産品と塩タブレットが公式で提供されます。また、地元の企業の方が私設エイドを大々的に出してくれており、納豆巻きや干し芋などの名産品を多く提供してくれます。







公式も豊富なエイド食ですが、私設エイドもとても力が入っている大会です。
攻略法
姫路城マラソンを攻略するためのポイントは1つ。「坂対策」です。
- 坂対策
ほぼフラットですが、要所に坂があります。苦手意識のあるランナーは坂練習をして苦手意識を潰しておくと気持ちよく走ることができます。

ウルトラ用に坂練習していたので特に坂が気にならず走れました。最後の坂も止まることなくごぼう抜き!
いいところと悪いところ
参加してみてわかった水戸黄門漫遊マラソンのいいところと悪いところを解説します。
いいところ
- アクセスがいい
- 完走賞が豪華
- 参加費が安い
アクセスがいい
関東圏からのアクセスがかなりよく当日朝の移動でも間に合います。また茨城空港があるため遠方からでも参加しやすい大会です。
会場が水戸駅から徒歩5分程度なので、アクセスの良さはピカイチです。

関東圏の方は当日に水戸入りしていました。東京駅から特急で1時間半程度なのも参加しやすいポイント
完走賞が豪華

先ほども紹介しましたが、完走賞が豪華です。おにぎりとドリンクは提供されるマラソン大会が多いですがここまでもらえるのは水戸黄門漫遊マラソンだけです。完走賞でもらえるメダルもずば抜けてかっこいい!
参加費が安い
フルマラソン参加費は近年、¥15,000〜20,000の大会が増えている中、水戸黄門マラソンは¥9,000と非常に安く設定されています。また医療従事者枠として看護師・医師・救命救急士は¥6,000でエントリーできます。
悪いところ
- ホテルが高い
ホテルが高い
水戸駅前のホテルは¥15,000〜が大多数かつホテルの数も少ないです。近隣の勝田駅も同様の値段です。筑波まで行くと安いですが朝が大変かも。上野から臨時特急が出ているので東京宿泊も候補に入れてもいいですが、東京はインバウンドで宿泊費が高騰しています。

私は諦めて水戸に宿泊しました。情報公開前に宿をおさえましたが¥18,000でした。エントリー開始頃には3万円まで値上がりしていました。
ホスピタリティ抜群!水戸黄門漫遊マラソン
シーズンイン初戦の時期に開催される水戸黄門漫遊マラソン。コースも適度なアップダウンがありながらも走りやすくPBも出やすいコース設定です。メダルも参加Tシャツもカッコよく、運営もとても素晴らしい大会です。シーズン初戦の力試しに水戸の街を駆け抜けてはいかがでしょうか。



