Onの中でも軽量かつクッション性と反発性のバランスが両立している人気モデルのCloudfowが進化して2023年10月に「Cloudflow4」が発売されました。
この記事ではOnの紹介とジョギングとウルトラマラソン用に購入したCloudflow4のレビューをしていきます。
- On Cloudflowの基本情報
- サイズ感と履き心地
- 耐久性
- 購入先
On Cloudflow4の基本情報


スペック
ドロップ差 | 6mm |
ミッドソール | CloudTec®︎+スピードボード |
重さ | 275g |
クッショニング | 最大 |
値段 | ¥18,480 |
前作からの変更点
前作のCloudflow 3からの変更点を説明します。
- アッパーの素材変更:
- ウーブン素材を使用しており、軽量でフィット感が向上しています。これはOnの最上位モデルであるCloudboomecho 3と同じ素材を使用しています。
- CloudTecのソール構造:
- CloudTec®のミッドソール全体に、密度の異なる2種類のHelion™スーパーフォームを採用しています。これにより、着地時の衝撃を吸収し、前進方向への推進力に変えるソールの形状が改善されています。
- ミッドソールの厚さ:
- 厚さ4cmで、厚底シューズの部類に入りますが、柔らかさは過度ではなく、しっかりと接地感を感じることができます。
- アウトソールの形状変更:
- アウトソールは凸凹が少なくなり、石が挟まることが少なくなります。
使用レビュー
- 使用状況
- 使用期間:10ヶ月
- 使用環境:ロード
- 使用スタイル:ジョギング、ロングラン(基本的に練習用)
外観・デザイン

今回購入したカラーはBlack/Whiteです。(カラー展開は5色)シンプルなデザインとカラリングでランニングだけではなく日常的に使用しやすいモデルです。
ソールの凹凸は前作より少なくなり石がはさまりにくい構造となりました。
使用感
サイズ感ですが、マイサイズは24.5cmでCloudflowも同サイズを購入しました。今までのOnのシューズは横幅が狭い印象でしたが、最近のOnのシューズは前足部が広くなり横幅が気にならなくなりました。一般的な横幅のランナーならマイサイズで履けるでしょう。
足入れした時の違和感はゼロです。シームレス設計なので縫い目のあたりが気になるということがありません。ミッドソールが厚底になりましたが、他の厚底シューズと違い薄底の接地感に近いものがあり近年減ってきた薄底の代替シューズとすることができます。接地感を感じる割に、衝撃を感じることは少なくクッション性が前作より向上していて脚へのダメージは格段に減りました。

Cloudflow 4は厚底でありながら、しっかりとした接地感とクッション性があります。
ウルトラマラソンやサブ4以上のランナーにおすすめです。
また、ロッカー形状をうまく使うことができると転がるような感覚があり自然と足が前に出ていきます。そのため普段力で走っていてもいつも以上にスピードが出てしまいます。

ロッカー形状が強いため歩くだけでも前に転がる感覚があります。
長く履いていると、若干シューズが重いなと印象を受けますが、これは普段ロングレースで使用してるシューズが200gを切っているためだと思います。
耐久性
総走行距離500km程度(フルマラソン2回、40km以上のロング走2回)でもまだ破れやクッション性の低下などは起こっていません。ソールも大きく削れることはなく、グリップ力も健在です。
Onのランニングシューズの中でもかなり耐久性があるシューズです。
おすすめの使用シーン
レースからジョギングまで幅広く使用のできるシューズです。またシンプルなデザインのため、通勤ランや帰宅ラン、旅ランにも使用できます。
初心者から上級者まで使用でき、レースはサブ4〜5付近のランナーにおすすめです。
購入するには?
On Shop、On公式サイト、大型スポーツショップ、ECサイトと比較的どこでも手に入るようになりました。Onは値下がりしないブランドなので、どこで購入しても金額はほぼ変わらないでしょう。型落ちでもよければ、稀にOn公式サイトで割引セールしています。
Onの取扱店はこちらで確認できます。
まとめ
On Cloudflowの実走レビューをしました。発売して約1年、練習〜ウルトラマラソンまで利用できるシューズです。薄底から厚底に変更となりましたが、接地感をしっかりと感じられるため薄底派のランナーでも抵抗なく履けるでしょう。
Onのシューズの中でも、薄底に近い接地感を求めているランナーにはおすすめのシューズです。クッションとのバランスが非常に良く耐久性もあるため万人受けするでしょう。