Onの中でも軽量かつクッション性と反発性のバランスが両立している人気モデルのCloudfowが進化して2023年10月に「Cloudflow4」が発売されました。
この記事ではOnの紹介とジョギングとウルトラマラソン用に購入したCloudflow4のレビューをしていきます。
Onとは
Onは2010年にスイスで創業したの高機能ランニングシューズブランドです。特徴的なソールテクノロジーとスタイリッシュなデザインで世界60カ国以上で展開されています。日本でもランナーを中心に高い支持を獲得し、サステナビリティへの取り組みも積極的です。
Onの最大の特徴である「CloudTec®︎」はソールに穴を開けることでソフトな接地感と反発が取得できる構造となっており世界特許にもなっています。
Cloudflow4
Cloudflow4とは
スペック
ドロップ差 | 6mm |
ミッドソール | CloudTec®︎+スピードボード |
重さ | 275g |
クッショニング | 最大 |
値段 | ¥18,480 |
前作からの変更点
前作のCloudflow 3からの変更点を説明します。
- アッパーの素材変更:
- ウーブン素材を使用しており、軽量でフィット感が向上しています。これはOnの最上位モデルであるCloudboomecho 3と同じ素材を使用しています。
- CloudTecのソール構造:
- CloudTec®のミッドソール全体に、密度の異なる2種類のHelion™スーパーフォームを採用しています。これにより、着地時の衝撃を吸収し、前進方向への推進力に変えるソールの形状が改善されています。
- ミッドソールの厚さ:
- 厚さ4cmで、厚底シューズの部類に入りますが、柔らかさは過度ではなく、しっかりと接地感を感じることができます。
- アウトソールの形状変更:
- アウトソールは凸凹が少なくなり、石が挟まることが少なくなります。
Cloudflow 4は厚底でありながら、しっかりとした接地感とクッション性があります。
ウルトラマラソンやサブ4以上のランナーにおすすめです。
サイズ感
マイサイズは24.5cmですがCloudflowも同サイズを購入しました。今までのOnのシューズは横幅が狭い印象でしたが、最近のOnのシューズは前足部が広くなり横幅が気にならなくなりました。一般的な横幅のランナーならマイサイズで履けるでしょう。
広くなったことで長距離を走ると、足のサイズが小さい左足に擦れが出現。現在、靴下との相性を検証中。
重量
前作よりも厚底になったにもかかわらず、男性235g、女性200gと軽量の部類に入るでしょう。実際に履いて走っても靴の重さは感じませんでした。
値段
18,480円という値段は決して安い値段ではありません。Onのシューズ自体15,000円〜と考えると、ジョグ〜レーシングまで幅広く使用でき、距離もウルトラマラソンまで走れるというこのスペックで18,480円なら値段相応だと思います。
近くに取り扱い店舗がない方は、On公式サイトで購入すると返品無料なので一度取り寄せて試着してみてください。
耐久性
総走行距離250km程度(フルマラソン2回、50km走1回)のためまだ破れやクッション性の低下などは起こっていません。今後、距離を重ねて変化があれば追記します。
実際に履いた感想
足入れした時の違和感はゼロです。シームレス設計なので縫い目のあたりが気になるということがありません。
ミッドソールが厚底になりましたが、他の厚底シューズと違い薄底の接地感に近いものがあり近年減ってきた薄底の代替シューズとすることができます。
接地感を感じる割に、衝撃を感じることは少なくクッション性が前作より向上していて脚へのダメージは格段に減りました。
また、ロッカー形状をうまく栄養することができると転がるような感覚があり自然と足が前に出ていきます。そのため普段力で走っていてもいつも以上にスピードが出てしまいます。
レース後半でもシューズの重さは気にならず、疲労感が少ないため脚が自然と動く感覚を味わうことができます。
履いてみて、おすすめの使い方は「ロングjog」、「ウルトラマラソン」、「サブ3.5までのフルマラソンレース」だと思います。
購入するには?
On Shop、On公式サイト、大型スポーツショップ、ECサイトと比較的どこでも手に入るようになりました。Onは値下がりしないブランドなので、どこで購入しても金額はほぼ変わらないでしょう。型落ちでもよければ、稀にOn公式サイトで割引セールしています。
Onの取扱店はこちらで確認できます。
まとめ
On Cloudflowの実走レビューをしました。発売して約1年、練習〜ウルトラマラソンまで利用できるシューズです。薄底から厚底に変更となりましたが、接地感をしっかりと感じられるため薄底派のランナーでも抵抗なく履けるでしょう。
Onのシューズの中でも、薄底に近い接地感を求めているランナーにはおすすめのシューズです。クッションとのバランスが非常に良く耐久性もあるため万人受けするでしょう。