奈良ウルトラマラソン2026に参加してきました!世界遺産や歴史ある街並み、のどかな里山風景など、奈良ならではの魅力を満喫できる一方で、アップダウンが続くタフなコースはウルトラランナーの脚力と精神力が試される大会です。
本記事では、実際に100kmを走って感じたコースの特徴やエイドの充実度、大会の雰囲気、完走に向けたポイントをランナー目線で詳しくレビューします。
奈良ウルトラマラソン

大会概要
- 開催地:奈良県
- 開催日程: 2025/5/31(日) 5月最終日曜日
- 募集人数: 100km 3,000人
- 制限時間: 100km 14時間30分
- 費用: 100km ¥23,000,U25 ¥18,400
- エントリー: RUNNET、スポーツエントリー、LAWSON Do SPORTS
- 受付: 事前発送
- スタート・ゴール:藤原宮跡 朝堂院西門跡付近
- 参加賞: Tシャツ or タオル
- 完走賞: 完走メダル

第1回はクリック合戦でした!10時間くらいでエントリー締め切りでした。次回以降はどうなるか…
気候
2026年は急に暑くなり、最低気温19℃、最高気温30℃となりました。午前中は運良く雲に覆われ、風もあったため涼しかったですが、午後になると晴れてきてかなり暑かったです。

中盤は山の中を走るので日陰多めで涼しい。ラスト10kmが日陰なしなのでどんな気温でもキツイかも。
参加賞・事前発送物
参加賞はTシャツもしくはタオルです。Tシャツは先着2,000名までです。



事前発送にはゼッケン、計測チップ、参加賞、駐車券(希望者 課金制)が入っています。参加案内はwebで参照してください。

完走率
奈良ウルトラマラソンの完走率は、難コースにしては高く80%となりました。制限時間が他大会より30分長いため、30分で救われた人が多かったみたいです。(14時間〜14時間半で400名)
第1回かつ累積2000〜3000mという噂もあり、多くのランナーが坂対策をしてきたため完走率が上がったと推測されます。

スタート・ゴール会場
スタート・ゴール会場は藤原宮跡 朝堂院西門跡付近です。スタート・ゴール会場のトイレ、更衣室、荷物預け、整列ブロック、アクセス方法について解説します。
トイレ

仮設トイレが設置されています。男女かつ男性は大と小に分かれていました。女性用トイレは洋式でかなり使用しやすかったです。ギリギリのトイレ整列でしたが10〜15分程度で入れました。
手荷物預け・更衣室
手荷物預けと更衣室はテントが立っています。手荷物預けは、ゼッケンNo.の下一桁で振り分けていました。
更衣室は男女ごとにテントが立っています。女性は比較的狭いですが、机と椅子が用意されていました。

芝生の上に設置されていたので雨だと悲惨になりそうです
整列
全てのWaveが4:20までに整列と案内されています。
最初のA~Cは4:20までに並んでおかないと一気に列が動くので指定ブロックからスタートできなさそうでした。後ろのブロックは少し遅くても大丈夫そうです。
アクセス

自家用車:イオンモール橿原または橿原運動公園からシャトルバス(駐車場は事前予約)
直行バス:奈良駅・大和八木駅・桜井駅・天理駅から有料シャトルバスあり
帰り:会場から大和八木行きのシャトルバスあり(大和八木経由で専用駐車場へ)
ゴール後の流れ
- 完走メダルの受け取り
- 計測タグ返却
- 荷物の受け取り
- 着替え
完走賞はメダルのみです。


コース&エイド情報


コース図は公式HPよりGPXが配布されます。
累積標高
累積標高は2,371m(Polar Pacerで測定)です。ウルトラマラソンの中では中級〜上級レベルのコース設定となっています。GPXでは2,100m程度だったので誤差はあるかと思いますが、坂対策は必須です。


10kmの壷坂から先は常に登ってるか降ってるかです。20km前後にちょっとフラットがあるかなーって感じです。
コース解説
奈良ウルトラマラソンのコース解説と感想です。
コース解説
スタートから10kmは軽いアップダウンを繰り返しますがほぼフラット区間です。力を抜いてアップのつもりで軽いジョグで進むことができます。
10kmを過ぎると急に坂が現れます。壷坂で一つ目の峠です。ここは斜度10%未満なので走れなくはないです。ゆっくりでも少しずつ走るのがおすすめです。実際にほとんどのランナーが走っていました。時々、歩きを入れてもOKです。後半に足を残す為に無理はしないように!


壷坂を越えると下からのフラット区間です。まだ一つ目の坂を終えたばかりなのでフラットも苦になりません。28km付近からアップダウンのスタートです。まずは黒滝村を目指します。黒滝村はアップダウンの序盤に現れます。

黒滝村ではそうめんエイドがあります!素麺も美味しいけど麺つゆの塩分が嬉しい!
50〜60kmはひたすら山道を登ったり降ったりです。かなり細かいアップダウンなのでいつまで続くんだ?階段地獄は?となりかなりメンタルが削られる区間です。
60km手前に差し掛かると、奈良ウルトラマラソン名物の500段の階段がある金峰山寺に到着します。一般方もいるため一列で階段の左側を通行します。手すりもあるし、ランナー渋滞が起きるので500段の階段なのに休憩できます。



金峰山寺周辺は観光地のためフラット区間ですが参道を過ぎるとまたアップダウンの再開です。63kmあたりから下りに転じますが、5kmないくらいですぐにまた上り坂に転じます。
約12〜3kmは再び山の中のアップダウンを繰り返して、往路で通過した壷坂へ戻っていきます。帰りの壷坂は、すでにアップダウンの連続で脚が終わっているので歩いて登るランナーばかり。パワーウォークを身につけておくと時間短縮になります。
70km付近で津風呂湖を通過するときが景色は綺麗ですが、地味に暑くなって辛いポイントです。私も一気に汗が吹き出しました。

壷坂を下り切ると、90km付近。最も日陰がなくラスボスのような坂が待ち構えています。ここでは熱中症に注意!90km付近まで山の中を走ってきたので比較的日陰が多く走りやすかったですが残り10kmは日向です。
登ってる時も降ってる時も日向です。被り水の用意もあるので活用しながら進みましょう。ラスボスの坂を越えればほぼ往路と同じ道を戻ります。高低図を見ると下り基調ですがアップダウンが多すぎたせいで下りを感じません。
会場付近の田んぼを大きく回ってゴールです。
エイド情報

奈良ウルトラマラソンの給食は6.2kmから始まり約4〜5km毎に提供されています。全てのエイドに水とスポーツドリンクが置いてあり、その他にコーラ・クエン酸ドリンク・カルピスや麦茶が置いてありました。
暑くなることを見越して、各エイドに梅干しが提供されていました。また奈良の名物であるそうめんと3店舗の柿の葉寿司や吉野の葛餅やいちごのあすかルビーがありました。







マイボトル・マイカップの携帯は基本的に必要ですが、ボトルはなくてもいけそうです。途中の温かいお粥と葛餅が最高に美味しかったです。
攻略法
奈良ウルトラマラソンを攻略するためのポイントは2つ。「暑さ対策」と「エネルギー補給」です。
- 暑さ対策
- 5月後半の大会ですが最高気温は30℃まで上がりました。また、スタート時との温度差が10℃程度あるため身体が対応しきれないことも…さらに最も辛い90km以降に日影がないので熱中症に注意です。
暑さ対策は「真夏のランニングの注意点とおすすめグッズ 」で紹介しています。
- 坂対策
- 10km以降はほぼ坂です。アップダウンが繰り返されるので登る力、降る力をつけておくといいでしょう。
- 細かいアップダウンが多いため攣りやすくなるので攣り対策もしておくといいでしょう。

距離走より峠走を優先して練習しました。おかげで最初の壷坂はほぼ歩かず登り切れました。
いいところと悪いところ
参加してみてわかった奈良ウルトラマラソンのいいところと悪いところを解説します。
いいところ
- アクセスがしやすい
アクセスがしやすい
会場付近の大きな駅は近鉄 大和八木駅のため、大阪、奈良、京都、名古屋からのアクセスは抜群です。また有料シャトルを使用すれば奈良駅からもアクセス可能です。関東地区からだと乗り換え必須ですが、関西地区、名古屋地区からは参加しやすいと思います。

名古屋在住ですが、最終のアーバンライナーで帰宅することができました!ウルトラは後泊することが多いですが、1泊2日で帰ってこれたので節約になりました!
悪いところ
- 雨だとスタート・ゴール会場が水浸しになる
- 柿の葉寿司の提供数が少ない
雨だとスタート・ゴール会場が水浸しになる
会場一面が芝生のため雨が降るとドロドロになりそうです。更衣室も浸水しそうな作りだったので雨の場合は注意が必要です。2026年大会は晴れていたので、レース後、芝生で寝たり座って談笑したりできました。
柿の葉寿司の提供数が少ない
前半は12時間ペースで走っていたのにも関わらず、1ヶ所目の柿の葉寿司は目の前で売り切れました。2ヶ所目は食べれましたが3ヶ所目は跡形もありませんでした。提供数が少ないような気がしましたが、来年以降は声が上がってるはずなので改善があるかもしれません。

柿の葉寿司の食べ比べができると思ったのですが、残念ながら1ヶ所しか食べれませんでした。
奈良ウルトラマラソンに挑戦するなら万全の準備を!
奈良ウルトラマラソン2026は、歴史や自然を感じられる景色と、走りごたえのあるコースが魅力の大会でした。決して楽な100kmではありませんが、その分ゴールしたときの達成感は格別です。来年の参加を予定している方は、コースの特徴を把握し、補給や暑さ・アップダウン対策をしっかり行うことが完走への近道になります。
ウルトラマラソンの持ち物リスト、おすすめのエナジージェル、おすすめのランニングシューズの紹介もしています。



