【参加レビュー】飛騨高山ウルトラマラソン100km(完走記)

飛騨高山ウルトラマラソンレビュー 完走記 Running

梅雨入りしてすぐに開催される「飛騨高山ウルトラマラソン」
交通の便もよく、さらに71km、100kmと2部門に分かれておりウルトラ初心者でも挑戦できる大会になっています。

この記事では、100kmの部のコース、エイドについてレビューしていきます。

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この記事を書いた人

市民ランナー(Full marathon 3:46:31)
月間走行距離100kmのウルトラランナー
村岡ダブルフルウルトラランニング100km完走(2023年)
股関節唇損傷患者

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飛騨高山ウルトラマラソン

飛騨高山ウルトラマラソンの開催概要、スタート・ゴール会場の雰囲気については”【参加レビュー】飛騨高山ウルトラマラソン71kmレビュー:コーストエイド情報”にて解説しています。

飛騨高山ウルトラマラソンでは、荷物預けゾーンに入る時に地元の小学生からの手紙と鍼がもらえるのが特徴です。

コース&エイド情報

コース・高低図(公式HPより)

コース解説

本記事のコース解説は100kmの部のものです。走ってみた感じたコースの特徴や攻略法も紹介しています。

71kmのレビューはこちら

スタートから10km

高山市街地をめぐるコースとなっていて、朝早い「古い町並み」を通り、美女高原へ向かっていきます。ほぼフラットコースで走りやすいコースです。市街地であるため朝早いのにも関わらず応援がとても多いです。

スタート直後は市街地の道路は通行止めにしてあり、信号を気にせず走ることができます。

とも
とも

10kmまではほぼ平坦で走りやすい区間です。自分のペースで淡々と進みましょう!

美女高原

10kmを過ぎると徐々に坂が始まり美女高原へと入っていきます。このあたりから飛騨高山ウルトラマラソンの坂の連続が始まります。レベルの高い選手は走れるとおもいますが、一般ランナーはほぼ歩きになってきます。

上り坂は歩いて下りと平坦な道は走るというのを繰り返します。標高も徐々に上がっていき、標高1,010mまで上がります。

美女高原~岩滝公民館~丹生川支所

標高1,010m地点まで行くと下り坂になり一気に300mほど下っていきます。下りきったところで第2関門の岩滝公民館に到着します。

その後、アップダウンと繰り返し徐々に標高は下がってきます。

下りながら急激な坂は減っていきフラットに近い道に出ると急に栄えた町に出てきます。ここが57.2km(第3関門)の丹生川支所になります。アップダウンが足にしっかりダメージを与えて辛いところですが、丹生川のエイドを目標に脚を進めましょう!

とも
とも

100km完走するためには第1ウェーブ 11:30, 第2ウェーブ 12:00ごろまでに第3関門に入りましょう!残り約フルマラソンの距離に7時間使うことができると考えると気持ちが一気に楽に!

丹生川支所~第4関門

丹生川支所を出て71kmとの分岐点(60km付近)まではほぼフラットコースです。分岐点を右に曲がると急激な坂が現れます。ここから約2kmが飛騨高山ウルトラマラソンで最も有名な「千光寺の坂」です。千光寺の坂はかなり急坂のため走力がよほどあるランナー以外は歩きましょう。坂を登り切ると千光寺の階段を登って頂上です。

千光寺にはエイドがあります。下り切るまでエイドはありませんので必ず補給しておきましょう。千光寺を下り切ると第4関門までは下り基調からフラットコースです。

とも
とも

千光寺の登りはギリギリじゃない限り全歩きOK!千光寺以降の下りは結構急です。足攣りに注意!

第4関門〜ゴール

第4関門後はしばらくフラットなコースです。程なくすると71kmのランナーと同じコースを走ることとなります。ここで71kmのランナーはゴール間近。歩いているランナーも多くなりますが、100km組はなるべく歩かないように走り続けましょう。

71kmと分かれると通称「ラスボス」に突入します。緩やかな坂ですが5kmほど続きます。かなり疲れている脚にこの長い坂はダメージをしっかりと与えていきます。90km以降はほぼ降り基調ですがたまに上り坂も登場します。

とも
とも

ラスボスは、前の関門を30分余裕を持って出れば歩いても完走できます。ギリギリだと早歩きか時より走りも混ぜないとキツイかも。
千光寺が最後の登りと思っているとこの坂でメンタル崩壊します。

ラスト1kmは緩やかな上り坂になりますが、徐々に会場の音が聞こえてきます。ビックアリーナ周辺には手書きのメッセージが並んでいて自然と脚が出ます。応援も多く元気が出るポイントです。

エイド情報

飛騨高山ウルトラマラソンでは約5kmごとにエイドがあり、お菓子、フルーツ、おにぎり、うどんなどさまざまな補給食が提供されます。特に有名なのは57km付近の丹生川の大エイドで提供される「飛騨牛の焼肉」と魅力的な給食もあります。

エイド2024年(公式HPより)
おもてなしエイド2024年(公式HPより)
とも
とも

飛騨高山ウルトラマラソンはエイドが充実しすぎてて何を食べたらいいか迷うくらいでした!胃の調子がよければ是非飛騨牛を食べてください!

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いいところと悪いところ

参加してみてわかった飛騨高山ウルトラマラソンのいいところと悪いところを解説します。

いいところ

  • エイドが充実
  • 街の人が温かい
  • 応援が多い

エイドが充実している

各エイドで予告されていた給食が売り切れることなく潤沢に用意されていました。麺類やおにぎり、飛騨牛の焼き肉やフルーツなど名産品が提供されていました。

ウェルネス主催のウルトラマラソンではNo.1のエイド充実度です。
※ウェルネス主催:富士五湖野辺山、飛騨高山、丹後

街の人が温かい・応援が多い

スタート時間が朝4時半~5時にもかかわらず、街に出れば住民の方々が軒先で応援をしてくれていました。私設エイドを用意してくれている方もいて高山市全体で大会を盛り上げてくれていました。街中には応援メッセージが掲げられていました。

悪いところ

  • 起伏が大きい
  • 獲得標高が高い
  • トイレが少ない
  • 梅雨

起伏が大きい・獲得標高が高い

獲得標高は100kmの部で2,000m越え、71kmでも1,200mと高低差が大きくいくつもの坂があるコースです。コース変更により起伏が増え難易度UP。

71kmは50km付近まで登ったり、下ったりの繰り返しです。さらに100kmは71kmと分かれてから2つの大きな坂を上っていきます。その中には、飛騨高山ウルトラマラソンの名物である「千光寺」の108段の階段も含まれています。

トイレが少ない

高山市街地のトイレはかなり多くあります。特にスタート直後10kmは市街地を走るため公衆トイレが多く存在します。10km以降の山へ入っていくとエイド併設のトイレしかありません。また、公共トイレはコースから大きく外れたところにあることが多いです。

梅雨

開催時期は6月第2週ということで、東海地方は梅雨入りしています。雨の可能性が非常に高い大会であり、湿度も高く、晴れの場合は気温も25度前後まで上昇します。

とも
とも

2023年大会はスタート前から雨でした。昼過ぎには小雨となりましたが、山の中では雨が強くカッパが手放せませんでした。2024年は90km付近でゲリラ豪雨見たな雨に遭遇しました。

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難易度は高いけど充実感がある大会

飛騨高山ウルトラマラソンは、100kmで獲得標高2,000m越えの難易度の高い大会です。しかし、住民の応援が多く町の人の暖かさを感じられる大会となっています。またエイドがとても豊富でエイドを楽しみに走ることができます。さらに難コースを完走できた時の達成感、充実感もしっかりと感じられ辛かった道のりも楽しい思い出になる大会です。

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