股関節唇損傷体験談①〜違和感から診断〜

股関節唇損傷 Running
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この記事を書いた人

市民ランナー(Full marathon 3:46:31)
月間走行距離100kmのウルトラランナー
村岡ダブルフルウルトラランニング100km完走(2023年)
股関節唇損傷患者

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とも
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こんにちは。ともです。

股関節唇損傷を克服し、マラソン復帰を果たした経験があります。

この記事は、股関節の痛みを感じている人や診断された方が読まれているのではないでしょうか?

私自身、手術するまで検索魔と化していましたが、2014年当時は股関節唇損傷の体験談が非常に少なく不安を感じていました。

少しでも股関節の痛みや股関節唇損傷に悩んでいる方の手助けになればと思っております。
※この記事は、私の体験談となります。全ての方に当てはまるとは限りません。

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発症

2013年10月

名古屋ウィメンズマラソン2014の練習のため、初めて10kmの練習をしていたときです。右股関節に違和感を感じました。

幸いにも、総合病院で放射線技師として働いてたいたのですぐに整形外科の医師に相談しました。

とも
とも

走ると股関節が痛いんですけど…歩けないほどじゃないけど、重だるいというか違和感が…

整形外科医A
整形外科医A

股関節唇損傷じゃない?

とも
とも

?(なにそれ?)

まぁ、走れないほどじゃないから様子見ます。

軽い症状だったので、その時は放置することにしました。

(今思うとなんでわかったの…笑)

とりあえず名古屋ウィメンズマラソン2014は鎮痛剤を使いながらなんとか完走できました。当時はフルマラソンを完走できる程度の痛みでした。おそらくこれがとどめをさしたのだと今では思っています。

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症状

  • あぐらがかけない
  • 長時間動かすと痛みが出る(鎮痛剤が必要)
  • 深くしゃがめない(和式トイレはNG)
  • 車の乗り降りが困難
  • 長時間座れない

この中でも特に困っていたのは、長時間動かすと痛みが出ることでした。

仕事上、当直業務がありその日は24時間勤務になるため体を動かし続けることが月に数回…
鎮痛剤が切れないように、早めから飲んで対処していました。

日常生活が送れないほどではなかったので、特に気にせず生活していました。

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病院受診

2014年マラソン完走後、しばらくは痛みも出ず過ごせていましたが、徐々に長時間動かすと痛みが出て鎮痛剤が手放せなくなりました。

2014年夏頃には痛みに耐えられず、受診。

そこで、股関節の専門医への紹介が決まりました。

専門医の診察では細かい股関節の可動域や痛みの誘発体位のチェックをしました。

その結果、股関節唇損傷の可能性が高いとのことで精密検査へ。

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精密検査

精密検査は3種類の検査を行いました。

  • X線撮影
  • CT
  • MRI

この中でも、一番辛かったのがMRI

MRI検査の詳細

造影剤と鎮痛剤を混ぜた液体を股関節腔に直接刺して注入し、20分程度待ってからMRIを撮影します。

関節腔への注射方法は超音波ガイド下で行いました。医師によってはX線透視下で行うこともあるそうです。(超音波のほうが被ばくしなくて済むので、女性としては良かったです)

注射の感覚としては、徐々に関節が押されるような感じでどんどん痛みが出てきました。耐えれないほどの痛みではありませんでしたが、全く股関節が動かせない状態になりました。

車椅子でMRI室まで行って、20分程度撮影です。これは寝ているだけなので閉所恐怖症じゃなければ大丈夫です。

帰りは徒歩で!と言われていたのでひきずりながら診察室まで歩きます。

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診断結果

半日かかって検査をしてとうとう診断が!

整形外科医B
整形外科医B

右股関節唇損傷です。

まずは1ヶ月リハビリ(筋トレ)をやって手術するか決めましょう。

運動を続けたいなら、手術適応です。

続けないなら保存療法でもいいでしょう。

診断は股関節唇損傷ということでした。

医師によって変わると思いますが、私はリハビリという名の筋トレを先に行う治療計画が立てられました。


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まとめ

今回は、発症から診断まで。

私はたまたま1人目の医師で股関節唇損傷の疑いとなり、スムーズに診断までくることができました。

次回は、診断後から手術について紹介します。

コメント

  1. カズ より:

    はじめまして、失礼します。
    アラフォー市民ランナーのカズと申します。
    股関節唇損傷の疑いから精密検査を控えている中、本ブログに出会いました。
    股関節唇損傷の検査から復帰まで参考になりました。ありがとうございます!
    突然で申し訳ございませんが一点質問させてください。
    検査で関節鏡はされてなかったようですが、やはり侵襲の少ない造影剤検査までで股関節唇損傷とはっきりわかったためでしょうか?
    質問理由として、もしできれば関節鏡検査までは行いたくないと思いまして。

    最後に私の身元証明という意味でブログURLをつけました(笑)。失礼致しました😁

    • とも より:

      コメントありがとうございます。
      走るのが趣味の中、股関節痛はとても辛いものがありますね。
      質問の回答ですが、検査の段階で関節鏡は行いませんでした。
      造影剤を関節に注射してMRIを撮影する検査ではっきりと股関節唇損傷が描出されましたので、MRIで確定診断がつきました。
      関節鏡は手術で使用されました。どうしても全身麻酔が必要な処置になりますので検査の段階ではほとんど使用されないのではないでしょうか。
      私が手術をした5年前より画像診断は発達していますので、画像診断のみで原因がわかるといいですね。

      • カズ より:

        返信ありがとうございます。返信を見逃し、今になりすみませんでした。
        コメント翌日に専門医受診し、MRIとエコーでmixedタイプの股関節唇損傷が確認されました。
        保存療法で本日まで経過観察するも、やはりジョグが十分行えない状態であり、長時間座位でも痛みが増したり、歩き始めが不安定だったりするのでopeを依頼しようと思っています。
        なかなかマラソンランナーの術後成績がみつからないので、ともさんのブログが参考になりました。
        ありがとうございました。

        • とも より:

          手術を決断されたのですね!
          私も左側はmixedタイプの股関節唇損傷でした。
          ただのサブ4レベルのランナーの体験談で申し訳ないですが参考になってよかったです。
          どうか手術が成功しマラソン復帰されることをお祈りします。

  2. 八木下龍太 より:

    初めまして、コメント失礼します。
    八木下と申します。
    現在、左股関節痛で悩んでいます。
    サッカーをやっている者ですが、ダッシュや軸足で踏ん張る時に太腿?膝?に力が入らず抜ける感覚です。痛みは股関節前側と横から後ろにかけて痛みがあります。
    整形外科でのリハビリや整骨院、鍼灸など数ヶ月続けていますが、あまり良化しません。
    レントゲンやMRIをしましたが異状も無いとの事でした。
    痛み止めを貰い、服用してサッカーをしてみましたが、効果もありませんでした。
    そこで教えて頂きたいのですが、筋トレ?リハビリ?治療をされたとの事ですが、どの様な筋トレなのかをご教授頂ければと思っています。
    差し支えなければ宜しくお願い致します。

    • とも より:

      コメントあありがとうございます。
      筋トレですが、プランク、サイドプランク(インナーマッスル)、ヒップリフト(大臀筋)、レッグオープン(内転筋)、ランジ(大腿四頭筋)を行っていました。股関節周りの筋肉を強化するイメージです。
      リハビリでは股関節周りのストレッチと上記の筋トレをやっていました。

      あとは休養!最低でも1週間休みました。股関節周りの筋肉の炎症や凝りも考えられるので休養も必要です。

      どうしても診断をつけたいのでしたら、スポーツ整形外科の受診をお勧めします。
      普通の整形外科より、スポーツ障害に気付きやすいと思います。

      お身体に気をつけて、楽しくスポーツを続けてくださいね!

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