名古屋ウィメンズマラソンはマラソンシーズン終盤の3月に開催される、日本で唯一かつ世界最大級の女子マラソンです。コースもほぼフラットでコース難易度が低いためタイムが出やすく、7時間制限であるため初マラソンでも完走しやすいです。
名古屋ウィメンズマラソンの目玉は完走賞が「ティファニーのネックレス」
魅力がすごい名古屋ウィメンズマラソンに今年も参加(6回参加)してきましたので公式HPや参加案内ではわからない会場の雰囲気を紹介します。
名古屋ウィメンズマラソン
概要
開催日:2023/3/12(日) 例年3月第2日曜日に開催されています。
スタート・ゴール:バンテリンドームナゴヤ
バンテリンドームナゴヤを発着とする陸連公認コースです。
気候:気温は15℃〜20℃前後
近年、気温上昇に伴いスタート前ですでに10度を超え、レース中盤以降では20℃を超えることもあり、暑さに注意が必要となっています。
制限時間:7時間(途中関門あり)
受付・スタート・ゴール会場
受付・スタート・ゴール会場の紹介します。
ランナー受付
ランナー受付はバンテリンドームナゴヤ内の通路で行われます。(同日開催のシティマラソンは近隣の東スポーツセンターで行われます)今大会では、健康チェック表やワクチン証明書、PCR(抗原)検査の結果提出はありませんでした。
名古屋ウィメンズマラソンは女性のみの大会のため、本人確認に免許証は使えません!ご注意を!
受付では、ゼッケン・パンフレット・レッドブルがもらえました。名古屋ウィメンズマラソンでは他大会と異なりTシャツやタオルなどはすべて完走賞となり、完走しない限りなにももらえません。
受付会場ではマラソンExpoも開催されており、協賛企業の展示やエナジージェルなどのグッズ販売、ニューバランスブースでは最新モデルの試着やフォームチェックなども行われていました。
フォトスポットも多く設置されおり、当日では撮影できないフィニッシャーゲートやティファニーゾーンでの写真撮影もできるようになっています。
ステージも設置されており、前日にはおもてなしタキシード隊の紹介や完走賞の発表、当日は国歌斉唱アーティストのミニライブなどイベントが開催されています。
受付がコロナ前に戻り、とてもスムーズに受付ができました。
マラソンExpoもコロナ前の活気を取り戻していました!
スタート
更衣室とトイレ
スタート会場の仮設トイレは100基以上。そしてすべて洋式で用意されていました。更衣室はコロナの関係でスタート地点には用意されていませんでした。
女性の大会ということでトイレがすべて洋式で用意されているという配慮がありました。
他の大会では一部、女性専用をもうけたりすることはあっても和式が多かったのでありがたかったです!
手荷物預け
手荷物預けは専用の預け袋に入れて、ドームの搬入口に用意されたブロックへ持っていきます。手荷物預けの番号はゼッケンに記載されています。
整列ブロックへ並ぶための道順の途中に手荷物預けがあるので、歩きすぎることなく手荷物が預けられるようになっています。
ボランティアさんの配慮で預けるときに番号順で荷物を整列してくれてました。おかげでレース後の受け取りがとてもスムーズでした。
整列ブロック
整列ブロックは日影がなく、晴れていれば日が当たり暖かくなっています。雨のときは雨宿りはできないためカッパが必要です。
ゴミはゴミ箱の設置とボランティアの方が随時集めているのでブロックの左右隅に寄ることで捨てることができます。(スタート直前に列が動くと捨てづらいので注意!)
ゴール会場
ゴール後の流れ
- TiffanyゾーンでTiffany受け取り(おもてなしタキシード隊が配っています)
- タオル、完走賞のボトル、フィニッシャーTシャツ受け取り
- 水の受け取り
- 預け荷物受け取り+計測チップの返却(ボランティアの方が外してくれます)
- スポーツドリンク、エナジージェル、給食の受け取り(ドーム外)
- 更衣室への移動(ドーム内で着替えられます)
ゴール後はゴールエリアから早急に退場するように声掛けされています。写真はさっと撮影して完走賞の受け取りに行きましょう。
ティファニーのボックスをもらったら、ティファニーの袋がもらえます。(ここまでタキシード隊から受け取り)
その他の完走賞などはすべて自分で取るようになっています。ティファニーの袋がとても多きいので完走後にもらえるものすべて入れてしまいましょう。
※マスク配布はティファニーの袋に入って配布されていましたが着用については特に案内がありませんでした。
ゴール後の着替え
更衣室はドーム内のスタンド席の通路(受付をした通路)となっています。外から見えないように黒幕で目隠しがされています。かなり広い更衣室なので広々と着替えができます。
案内スタッフも更衣室内のスタッフもすべて女性が配置されています。更衣室内を巡回している医療スタッフもいて体調が悪くなった場合でもすぐに対処できるようになっています。
室内であるため天候に左右されず、室温も適温になっているので着替えがゆっくりでも体が冷えないように配慮されています。
帰り方
ドームからの帰りは最寄りの名古屋市営地下鉄名城線のナゴヤドーム前矢田駅を利用してください。駅までの道のりが長いのと、地下に降りるためには階段とエレベーター1基しかありません。
地下鉄への階段は最後の関門だと思ってください。手すりを使って降りてください…
地下鉄は増便されているので5~10分に1本出ています。環状線になっているのでどちらのホームから乗ってもほぼ目的地に到着します。(一部列車を除く)
コース&エイド情報
コース解説
コース全体はほぼフラットでとても走りやすいコース設定です。
スタートから15km
スタートから10kmくらいまではとても緩やかな下りです。体感ではほぼ感じない程度です。折り返して16kmくらいまでは同じコースを戻るため上り坂になります。前半なので脚も元気なため坂を感じることはないでしょう。
15km~ハーフ
17~20kmは桜通の直線を走るコースです。徐々に名古屋の中心地の「栄」に入るためビルが多くなってきます。強風の日はビル風に注意!四方八方から風が吹くエリアです。
中心地に入っていくにつれ応援の量が激増します!栄から日銀前にかけては応援者で沿道が賑やかになっています。特に日銀前は3回通過するため応援が多いです。
ハーフ~30km
ハーフから22kmまでは下り基調、その後Uターンし同じ道を戻るため23kmあたりまでは上りとなります。このあたりの上り下りははっきりと体感できる傾斜となっていますが高低差は5m程度です。
脚が疲れ始めるポイントとなるので坂がきついと感じるランナーも出てきます。この区間には、初めての給食ポイントが出てきます。
24~27kmはほぼフラットなコースで26km超えたところで一瞬名古屋城が見えます。
名古屋ウィメンズマラソンは同日開催のシティマラソンと同じコース設定のため前半は給水のみです!給食はハーフを超えてから!
30km~ゴール
30km付近はコース上で名古屋市郊外のため応援の数が激減します。
名城公園まで戻ってくると高低差10mの坂を上ることになります。この坂が名古屋ウィメンズマラソン唯一の坂といっても過言ではないところです。直前には給水とレッドブルゾーンがあり坂に立ち向かうランナーを全力で応援してくれます。
応援が少ないし、脚がきついくなってからの33kmにある坂がつらく感じます…
41kmを超えるとドームが見えてきます。42kmの看板を超えるとゴールまで一直線です。ゴールのあるドーム内に入ると、「ABBAのダンシングクイーン」を聴きながら200mの花道を駆け抜けましょう。名古屋ウィメンズマラソンで最もキラキラしたゾーンです。女性しか走れない特別な空間を楽しんでください!
名古屋マラソンの攻略法は「【攻略法】名古屋ウィメンズマラソンを完走するためのコツ4選」で解説しています。
エイド情報
名古屋ウィメンズマラソンの給食はハーフを超えてからしか提供されません。
給水所は15か所あり、半分にスポーツドリンク(アクエリアス)が用意されていました。約4箇所で給食の提供があります。すべての給食所でチョコレートと塩タブレットが用意されています。
- アーモンドえびせんべい
- つぶあんぱん
- サボテン飴
- ういろう
- 味噌キャラメル
- 次郎柿ゼリー
いいところと悪いところ
実際に過去6回、出走してよかったところと悪かったところを紹介します。出走検討の参考にしてください。
いいところ
- 華やかかつきれい
- 運営が素晴らしい
- 街中で応援がすごい!
- 走りやすいコース
- 完走賞がティファニーと豪華
レース中はもちろんのことレース前後も運営が素晴らしい大会です。ボランティアも女性がとても多く、安心できます。市街地のコースのため応援が非常に多く力がもらえる大会です。
女性だけのマラソン大会ということでマナーがよくコース上がとてもきれいです。ゴミもちゃんとゴミ箱に入れていますし、走りながら痰を吐くランナーも全然いなくて気持ちよく走れます。(集団になっても匂いもいい)
普通の男女混合のマラソン大会だと、痰を吐く男性ランナーも多く、汗のにおいも気になること多いですが、ウィメンズマラソンだけはその不快感もありません。
やはり何といっても完走賞がティファニー!これは名古屋ウィメンズマラソンならではの特徴です。
ティファニーが欲しいから走る!というランナーも多いくらい特別なものですね。
初めて出場したときはティファニー!ティファニー!と思いながら走ってました笑
悪いところ
- 参加費が高い(2023年大会 19,500円)
- エイドが微妙
参加費は他大会と比べると高いです。2014年の参加したときは10,000円だったのが、現在は感染症対策ということで19,500円と約2倍になりました。(最高額は24,000円 2021年大会)その分、会場もいいし完走賞も豪華なので納得の値段となります。
エイドは前述したとおり微妙です。地方大会のほうが、給食が早い段階から提供され種類も豊富です。以前はバナナもありましたが、感染症対策で現在は提供されていません。
参加費もエイドも来年度以降どのようになるか楽しみですね!
名古屋ウィメンズマラソンは女性の祭典!
名古屋ウィメンズマラソンは、開催時期とコースがよくにタイムを狙うランナーから初心者ランナーまで非常に走りやすいマラソン大会です。完走賞にティファニーが用意されている豪華で特別なマラソン大会。
女性だけのマラソン大会であるため、ウェアもカラフルで女性の笑顔が美しい非常に華やかな大会です。女性の初マラソンにぜひ参加してみてはいかがでしょう?