おかやまマラソンは、美しい景観や地元の熱い応援、美味しいエイドが魅力の一つです。本記事では、今年の大会に参加したレビューとともに、コースの特徴や攻略ポイントについて詳しく解説します。初心者からベテランランナーまで楽しめるおかやまマラソンの魅力をお届けします。
おかやまマラソン2024
大会概要
- 開催地: 岡山県岡山市
- 開催日程: 2024/11/10(日) 例年11月第2日曜日に開催
- 募集人数: フルマラソン 15,000人,ファンラン5.2km 1,400人
- 制限時間: フルマラソン 6時間,ファンラン 1時間
- 費用: フルマラソン¥14,000,ファンラン¥4,000
- エントリー: LAWSON DO SPORTS、コンビニ(ローソン、ミニストップ)(2024年度は4/10〜4/17)
- スタート&ゴール: ジップアリーナ岡山
- 気候: 過去の気温は以下の通りです。近年の最高気温は15〜20℃、最低気温は6〜12℃と朝は寒いですがレース中は汗をしっかりとかくほど気温が上がります。
- 参加賞: Tシャツ
- 完走賞: タオル、完走メダル
開催年 | 最高気温 | 最低気温 |
2021 | 18.3 ℃ | 6.1 ℃ |
2022 | 20.5 ℃ | 12.9 ℃ |
2023 | 15.1 ℃ | 10.9 ℃ |
2024年は整列時には14℃、レース中には20℃近くまで気温が上がり脱水症状を起こすランナーが多かったです。
スタート・ゴール会場
スタート・ゴール会場はジップアリーナ岡山と陸上競技場付近一帯です。
トイレ
トイレは男女兼用と女性専用トイレがあります。16,000人が参加する大会のため整列30分前からトイレは混み始めます。整列ブロックの横にも簡易トイレが設置されているためランナーエリアに入ってからもトイレに行くことができます。
また、女性専用は女性参加者が3,000人程度のため比較的空いていました。女性は専用トイレに並ぶことをオススメします。(男性のためにも!)
手荷物預け・更衣室
手荷物預けは各所にあります。まとまった場所にないため看板を頼りに預けるエリアを探しましょう。手荷物は一人一つまでですがサイズ指定はありません。荷物にタグをつけるタイプです。
更衣室はアリーナ内に男女分かれて用意されています。かなり広いので着替えるのに困ることはないでしょう。
整列ブロック
スタートブロックの閉鎖時刻はスタートの15分前です。もし間に合わなかった場合は最後尾の遅延ブロック(DEFブロックの入り口)からのスタートとなります。
ゴール後の流れ
- 完走タオル・メダル受け取り
- 計測タグ返却
- 給食受け取り
- 荷物の受け取り
完走賞はタオルとメダルです。
タオルはシンプルなデザイン。
メダルはメダル部分が備前焼、紐が真田紐と地元の工芸品で製作されています。
ゴール後の着替え
着替えは建物内でかなり広く室温も適温に保たれており快適に着替えることができます。
女子更衣室はかなり広く人との間隔をとって着替えることができました。またトイレも広く手洗い場が多く顔を洗ったりもできました。(4時間完走の時間帯)
アクセス
スタート前は岡山駅から徒歩のみです。岡山駅からジップアリーナ岡山は徒歩20分程度です。
ゴール後は岡山駅まで無料シャトルバスが出ています。
コース&エイド情報
コース解説
本記事のコース解説はフルマラソンのものです。
フラットが多く走りやすいで評判のおかやまマラソンですが、川を越える毎に橋の坂道が出てきます。橋の数が多く急な登りが一定間隔で現れます。だからこそメリハリがあって走りやすいです。
スタート直後〜1kmまではランナー渋滞がありなかなか前に進めない状況です。2kmあたりからは自分のペースで走れるようになります。橋ごとに坂はありますが、基本的にフラットです。また道路幅が広くとても走りやすくなっています。
スタートから30km付近にある岡南大橋まではほぼフラットととらえていいでしょう。
岡南大橋も高低差15m程度なので走れない坂でもないです。実際、サブ4レベルのランナーは8割方走っていました。
岡南大橋を越えると、おもてなし給食のメインでもあるラーメン広場があります。ラーメン広場はコースから外れていますのでタイムを狙っているとロスに繋がります。
32km以降は旭川を上るため緩やかな登りになりますが体感ではそこまで感じない程度です。河川敷なので日陰もないためその日の気温によっては暑く感じるでしょう。帽子やサングラスを所持していると暑さ対策になるでしょう。
40km付近に幹線道路の交差で坂があります。ここを越えればゴール目前ですが、足が売り切れに近いのでキツいかもしれません。歩く人も多数います。
最後はスタジアムの中に入り約3/4周トラックを走りゴールです。
エイド情報
おかやまマラソンの給食は10.8kmから始まり約3〜4km毎に提供されています。(給水は4.6km〜)
10.8km以降は給水毎に給食も同時に提供されています。
おかやまマラソンの大エイドはラーメンエイド。岡南大橋を渡り切って下った31.5kmに設置されています。3店舗のラーメンから1店舗選んで食べることができます。
ラーメンエイドはコース横の広場で提供のためコースアウトしないといけません。ただ、美味しいラーメンが提供されていました!
攻略法
おかやまマラソンの攻略法は以下の記事を参照してください。
いいところと悪いところ
参加してみてわかったおかやまマラソンのいいところと悪いところを解説します。
いいところ
- 給食が充実
- アクセスがしやすい
- 沿道の応援が途切れない
給食が充実
給食はエイド情報でも解説したように10.8km以降に岡山名物が給水毎に続々と出てきます。提供サイズはほぼ市販の現物サイズです。また、時間帯により出てくるものが変わるということもなく告知されたものが全て出てきます。
全国のフルマラソンの中でもエイドが最も充実しているのではないでしょうか。ただし完走タイム5時間以降だと売り切れのエイドがあったそうです。
給食が多すぎてポケットもお腹もいっぱいになりました。
アクセスがしやすい
会場が岡山駅から徒歩圏内であり前日受付は公共交通機関でも行くことが可能です。また新幹線が通っており、駅前にホテルも多く遠方からも参加しやすい立地です。
沿道の応援が途切れない
歩行者が入れない区間を除いてほぼ沿道の応援が途切れませんでした。市街地から外れても地元住民の方が沿道を埋め尽くしてくれています。中盤が田んぼや住宅の少ないエリアもありましたが応援者がいて元気がもえました。
大都市以外の地方の大会では一番応援が多いと思います。応援がきれないからサボれずしっかりと走ることができました。
悪いところ
- ホテル代が高い
ホテル代が高い
大会自体に悪いところはありません。前日受付が必要なため遠方から来る方は宿泊が必須です。マラソン価格になっているのか通常価格の2〜5倍になっていました。
エントリー前から確保していましたが15,000円以上のホテルばかりでした。
エイドも応援も充実なおかやまマラソン
走りやすいと評判のいいおかやまマラソン。実際に出走してみて走りやすいだけじゃないさまざまな魅力があることがわかりました。走りやすいコース設定はもちろんのこと、エイドの充実度、途切れない地元の応援と大会全体がとても素晴らしいものでした。
タイムを狙いたいランナーからマラソン大会を楽しみたい、完走を目指すランナーまで全てのランナーが楽しめる大会です。ぜひ一度、エントリーしてみてはいかがでしょうか?
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