「ランニング中に汗冷えや摩擦に悩んだことはありませんか?」
そんな悩みを解消し、パフォーマンスを最大限に引き出すために欠かせないのがアンダーシャツです。適切なアンダーシャツを選ぶことで、汗を素早く吸収して体温を調整し、肌の摩擦を防ぎ、筋肉サポートまで期待できます。この記事では、ランニングを快適にするためのアンダーシャツの選び方と、おすすめアイテムを詳しくご紹介します。
- アンダーシャツを着用する理由
- アンダーウェアの選び方
- ブランドと値段
アンダーウェアが必要な理由
ランニングでアンダーシャツの役割とパフォーマンスが向上する理由を解説します。
- アンダーシャツの役割
- 適切なアンダーシャツがもたらすパフォーマンス向上効果
- 汗冷え・摩擦・疲労軽減への効果
アンダーシャツの役割
アンダーシャツは、ランナーにとって非常に重要な役割を果たすアイテムです。その役割には、以下のようなものがあります。
汗冷え防止
ランニング中に発生する大量の汗を効率的に吸収し、速やかに乾かすことによって体温が下がるのを防ぎます。特に気温が低い環境では、汗が蒸発して体が冷える「汗冷え」がパフォーマンス低下やケガの原因となるため、吸汗速乾機能が重要です。
摩擦防止
アンダーシャツは、肌と衣服の間で発生する摩擦を軽減します。特に長距離ランナーにとっては、肌が擦れることで炎症や痛みが発生するリスクがあります。シームレスデザインやフィット感の良いアンダーシャツは、この摩擦を防ぎ、快適なランニングをサポートします。
筋肉サポート
コンプレッション機能を持つアンダーシャツは、筋肉を適度に圧迫し、血流を促進することで筋肉疲労を軽減します。これにより、長時間のランニングや高強度のトレーニングでも疲れにくく、パフォーマンスの維持が可能となります。
体温調節
アンダーシャツは、寒い季節には保温性を、暑い季節には通気性を提供し、体温を適切に保ちます。冬場は吸湿発熱素材を使用することで体温を逃さず、夏場は通気性の高い軽量素材が使用され、ランニング時の快適さを維持します。
衛生面の向上
抗菌防臭機能を備えたアンダーシャツは、ランニング中の汗や菌の繁殖による臭いを抑え、ランニング後の不快感を軽減します。頻繁に洗濯できない場合でも清潔な状態を保つことができるため、ランナーにとっては非常に便利な機能です。
ランニングアンダーシャツの選び方:素材
メッシュ素材
メッシュ素材は、細かな穴が開いているため通気性に優れています。この構造により、空気が自由に流れ込み、汗をかいても熱がこもりにくく、素早く乾燥します。
• メリット: メッシュ素材は、軽量かつ涼しい着心地が得られます。ランニング中の体温を適切に調整し、汗の蒸発を促進します。
• デメリット: 冬場や寒冷な環境では保温性が低く、体温を維持するには不向きです。
ウール素材(メリノウール)
メリノウールなどの高品質なウール素材は、天然素材でありながら優れた吸湿性と通気性を兼ね備えています。湿気を吸収しつつも、汗を外に逃がし、蒸れにくい特性があります。寒冷時には保温性もあります。
• メリット: ウール素材は冬でも快適で、気温に関係なく温度調整がしやすいため、通年使用が可能です。さらに抗菌防臭効果があり、長時間着用しても臭いがつきにくい点も魅力です。
• デメリット: ポリエステルやメッシュ素材と比べるとやや重く、汗を大量にかく高強度なトレーニングには不向きな場合があります。また、価格が高いことが一般的です。
ポリエステル素材
ポリエステルは、軽量で速乾性に優れた合成素材です。吸湿性が低いため、汗をかいてもウェアが重くならず、通気性の高さを維持しながら汗を外部に逃がすことができます。
• メリット: 通気性と速乾性のバランスが良く、運動中の快適さを保ちます。また、伸縮性があり、身体にフィットしやすく、動きやすさも確保されます。価格も比較的リーズナブルで、耐久性が高いのが特徴です。
• デメリット: 天然素材に比べると、抗菌性や防臭性が劣ることが多く、長時間の使用や高温多湿な環境での着用では、汗の臭いが気になることがあります。
- 暑い時期には通気性の高いメッシュやポリエステルが最適
- 寒い時期には、通気性と保温性を兼ね備えたメリノウールが適していますが、ハードなトレーニング時は速乾性のあるポリエステルが最適

通年使用できるように、ポリエステル素材のアンダーウェアを1枚持っていると安心です。
おすすめランニングアンダーシャツ
おすすめのアンダーシャツ2ブランド、7商品紹介します。
Millet(ミレー)
フランス発のアウトドアブランド
登山用のアウトドアウェアやリュックを主に扱っています。フランスらしい洗練されたデザインかつ機能的な製品が豊富なブランドです。
ドライナミックメッシュ ¥5,060~6,160 スポーツ用‼

ドライナミックメッシュは大きなメッシュが特徴。このメッシュの粗さと生地の厚みの絶妙なバランスでスポーツ中の汗を処理してくれます。スポーツに特化しているアンダーウェアです。
疎水性に優れ、熱伝導率の低いポリプロピレンをベースに、かさ高メッシュで編み上げることで肌面の汗を素早く吸収し、上位のベースレイヤーに拡散します。さらに汗を吸ったベースレイヤーはメッシュの厚みによって肌から遠ざけられ、肌面の冷えを防ぎ、ドライ感を保ちます。
Millet公式OnlineShopより
- 汗の不快感がなくなった・べたつかない
- 保温性もあるため夏は若干暑く、冬は暖かい
- 汗冷えに効果がある
- アミアミのあとが体につく
ドライナミックメッシュタンクトップ(ブラカップ付き) ¥5,830 女性におすすめ‼

前述したドライナミックメッシュタンクトップのブラカップ付きバージョンです。ブラとアンダーシャツを1枚で済ませたい人にはおすすめです。袖の長さは「半袖」と「長袖」があります。
サイズ展開が4種類と豊富にあるため、バストサイズが合うか確認してから購入してください。

- 汗も匂いも気にならなかった
- ブラのホールド感はない
ドライナミックスルー ¥3,960~4,290 日常~アクティビティ

日常使いからアウトドアまで常時使えるアンダーウェア。メッシュも大きすぎず、フィット感がしっかりしており年中使える優れもの!とりあえずアンダーウェアが1枚ほしい方にはピッタリな商品です。
大きめながら目立ちにくい網目と微細な立体メッシュ構造によって、空気の流れを妨げず抜群のドライ感を実現。汗をかいたときでも肌離れがよく、ベタつき感を軽減しながら効果的に汗を外側に発散させます。
Millet公式OnlineShopより
- 肌触りがいい
- 見た目が恥ずかしくない
- 普段使いできる
- サイズ選択に注意!表記よりワンサイズ下を選択したほうがいい

スポーツだけで使うならメッシュを選択、日常使いやとりあえずアンダーウェアを試したい方はスルーを選択するといいでしょう。
Finetrack(ファイントラック)
日本発のアウトドアブランド
アウトドアスポーツにおける考えられる危機的状況を回避するための道具やウェアを開発しているブランド。特にウェアは機能重視かつシンプルなデザインで誰でも使えるようになっています。
ドライレイヤーベーシック ¥4,180~4,950 定番‼︎

ドライレイヤーシリーズの定番。独自の撥水技術によって、汗は瞬時に肌から離れます。肌をドライに保つことで汗冷えを防ぎます。
- 肌触りがいい
- 着脱が簡単で違和感がない
- 軽い
- 伸縮性がないため体形によってはワンサイズ大きいものを買ったほうがいい
ドライレイヤークール ¥5,390~6,600 暑い日におすすめ‼︎

ドライレイヤーベーシックの機能に冷涼感がプラスされたシリーズ。生地は極薄のため真夏のような暑い日のランニングやトレイルランニングにおすすめです。
- 汗をかいてもすぐに乾く
- 生地が薄くて涼しい
- 新作は汗の抜けが悪い
ドライレイヤーウォーム ¥5,390~6,600 寒い日にお勧め‼︎

ドライレイヤーベーシックの生地が厚手になり保温性を高めたシリーズ。冬のアクティビティや秋以降の山向き。
ロングセラーだったアクティブスキン®シリーズの後継として、さらに高いレベルの温かさと着心地のよさを追求。かさ高ニットメッシュ構造によって空気層を保持しやすいため、レイヤリング時の保温性を向上させ、スキンメッシュ®の1.5倍の保温性を実現しています。また繊維1本1本の再設計により生地の肌当たりが柔らかく、長期山行にも着用ストレスが少なく、快適な着心地が続きます。抗菌防臭や、静電気を抑制する機能も備えています。
公式HPより
- 暖かく汗冷えしない
- マイナス15度でも汗冷えを感じなかった
- あまり汗を吸収しない
ドライレイヤーブラタンク ¥6,985~8,910 女性におすすめ‼︎

ドライレイヤーにブラカップがついたモデルです。ソフトなブラカップがついているので、スポーツブラを別に購入しなくてもよくなっています。前述したベーシック、クール、ウォームすべてのモデルで展開されています。ブラのサイズは選択できないので注意が必要です。
- 汗冷えしない
- ブラのサポート感はなくさらしを巻いているような感じ
- ブラが擦れる
アンダーウェアは1枚は持っていて損なし!
この記事では、ランニングをはじめとするアウトドアで使用できるアンダーシャツを紹介しました。アンダーシャツはウェア擦れや汗冷えを防ぎます。長時間のアクティビティをおこなうときのために1枚持っていると安心でしょう。