世界遺産・姫路城を望む歴史あるコースと、沿道からの温かい声援が魅力の姫路城マラソン。PBが出やすいコースという口コミも多くあり抽選倍率が2倍と高い人気大会です。本記事では、実際に走った体験をもとに、コースの特徴や大会の雰囲気、完走へのヒントなどを詳しくレビューしていきます。
姫路城マラソン2025

大会概要
- 開催地: 兵庫県姫路市
- 開催日程: 2025/2/23(日)
- 募集人数: フルマラソン 9,000人, ファンラン(1〜5km) 2,440人
- 制限時間: フルマラソン 6時間, ファンラン 10〜40分,
- 費用: フルマラソン¥10,000,ファンラン ¥2,000〜3,000
- エントリー: RUNNET(2024年度は7/16〜8/30)
- 受付: イーグレひめじ(受付は大会前日のみ・代理受付可)
- スタート:大手前通り
- ゴール: 姫路城三の丸広場
- 参加賞: Tシャツ
- 完走賞: タオル、完走メダル
気候
過去の気温は以下の通りです。近年の最高気温は10℃前後、最低気温マイナスと朝はかなり寒いです。
開催年 | 最高気温 | 最低気温 |
2023 | 7.9 ℃ | -1.1 ℃ |
2024 | 11.0 ℃ | -0.6 ℃ |

2025年は最高気温は10℃を超えました。スタート前3℃程度と寒かったですが対機列は日があたり気温ほど寒く感じませんでした。レース中、北上している時は2℃と気温は下がっていました。
参加賞


スタート会場
スタート会場は大手前通りです。スタート会場のトイレ、更衣室、荷物預け、整列ブロック、アクセス方法について解説します。

トイレ
トイレはマラソン祭が行われている大手前公園に設置されています。男女別のトイレがあったりと混雑を避ける工夫もされていました。女子更衣室のあるイーグレひめじ内のトイレも使用できました。
ゴール付近にも仮設トイレの設置がありました。更衣室まで距離があるので工夫されている印象です。
手荷物預け・更衣室
男性は大手前地下駐車場、女性はイーグレひめじ内に手荷物預けと更衣室があります。導線もスムーズで荷物預けや更衣が混雑していませんでした。
手荷物預けはゼッケンNo.のタグを荷物につけて預けるタイプです。複数の荷物がある場合は各自で袋を用意するか1つになるようにまとめてください。

整列ブロック
スタートブロックの閉鎖時刻はスタートの15分前です。もし間に合わなかった場合は最後尾の遅延ブロックからのスタートとなります。
スタートブロックの横にはゴミ袋を持ったスタッフがいたのでギリギリまでゴミを捨てることができました。

トイレ待ちでスタート10分前くらいになってしまいましたが、ブロックに入れてもらえました。5分前には閉鎖されていました。
アクセス
徒歩:姫路駅から10〜15分
自家用車での来場は不可となっています。歩ける距離なので公共交通機関を使いましょう。
新幹線、在来線があるのでアクセスは良好です。
フィニッシュ会場
フィニッシュ会場は、松阪市総合運動公園です。フニッシュ後の流れ、着替え、帰りのアクセス方法について解説します。
ゴール後の流れ
- スポーツドリンク受け取り
- 計測タグ返却
- 完走メダル・タオル受け取り
- フードサービス(スープ・甘酒・)
- 荷物の受け取り
- 着替え
フードサービスでは「玉ねぎスープ」、「甘酒」、「城下町ドッグ」が配布されます。




たまねぎスープがめちゃくちゃ美味しくて疲れた身体に沁みました。
完走賞はタオルとメダルです。



タオルは10回大会記念のリラックマコラボで可愛いタオル、メダルのデザインも10回記念仕様でした。
ゴール後の着替え
男性は地下駐車場、女性はイーグレひめじの建物内で着替えができます。

サブ4くらいだと女性更衣室はガラガラ。椅子、机、鏡まで完備していました。暖房が効いていて着替えやすかったです。(男性は寒いらしい)
コース&エイド情報

コース解説
本記事のコース解説はフルマラソンのものです。
(今大会、タイムを狙って走っていたため写真が少なめです)
高低表で見ると前半は若干の坂はありますが走っていると体感しないくらいの緩やかな坂です。なので折り返してからの下り坂もほぼ分かりません。また後半35kmからの登りも緩やかすぎて気になりません。ほぼフラットコースであると考えてOKです。
序盤の16km付近の折り返しまで北に向かって行きますが、スタート地点より若干気温が下がり、日陰の部分があります。少し寒さを感じると思います。
折り返すと33kmまで川を下って行きます。2025年大会は風がありました。風を遮るものがないので風向き次第ですが風の影響を受ける可能性があります。
33km付近で折り返すと街中へ向かって行きます。この辺りの河川敷ではとても応援が多く一番苦しいときに応援で助けられます。
37km付近でゴールへ向かって進路を変えます。徐々に看板にも姫路城の案内が出てくるのでゴールが近づいてきたと感じるポイントです。ラスト200mは姫路城前の公園を走るため芝生の道になります。意外と疲れた足には足がとられる感じがしますので転ばないように注意!(ゴール前はオールスポーツの写真撮影がめちゃくちゃいっぱいいます!)
エイド情報

姫路城マラソンの給食は20.5kmから始まり約2〜6km毎に提供されています。(給水は4.5km〜)公式のパンフレットには載っていませんが、16.5km付近で豚汁、37km付近でえきそばの提供がありました。


攻略法
姫路城マラソンを攻略するためのポイントは2つ。「寒さ対策」と「エネルギー補給」です。
- 寒さ対策
- 2月中旬から下旬に開催されるため冷えます。さらにレース序盤、北上すると気温が下がっていきます。寒さに弱いランナーは寒さ対策をしっかりしていくといいでしょう。また河川敷を多く走るため風が吹きやすいです。後半の失速時に冷えにつながるので油断せず。

メリノウールの手袋、アームスリーブをつけて、腹巻きをして走りました。お腹の冷えがなくて快適でした。
寒さ対策は「寒い日でもベストパフォーマンス!ランニング時の防寒対策」で紹介しています。
- エネルギー補給
- 姫路城マラソンは給食にフルーツ、キットカット、塩タブレットが多く提供されています。16km地点の豚汁、37km地点のえきそばを食べない場合エネルギー切れを起こす可能性があります。寒いため通常よりエネルギーが必要な状態になりますのでエナジージェルを少し多めに持っておくといいでしょう。
いいところと悪いところ
参加してみてわかったみえ姫路城マラソンのいいところと悪いところを解説します。
いいところ
- コースがほぼフラット
- アクセスがしやすい
- スタート・ゴール会場に屋台あり
コースがほぼフラット
高低表を見ると登っって降って…のように見えますが走っているとほぼ感じません。特にくだりは体感できないレベルです。フラットコースと考えていいでしょう。
そのためかPBが出やすい大会として評判のようです。実際、私も姫路城マラソンでPBが出ました。

あまり折り返しやカーブがなく直線のコースなのでとても走りやすいです。
アクセスがしやすい
姫路駅はJR在来線、新幹線ともに停車する大きな駅です。関西圏や瀬戸内海に面している中国地方なら自宅から参加ができます。電車の本数も多くため、宿選択の幅も広がり参加しやすい大会です。
スタート・ゴール会場に屋台あり
スタート・ゴール会場はマラソン祭の会場にもなっておりフードトラックが10台前後出ています。マラソン後のお腹の空いたランナーの補給にもってこいです。前日の受付時から出ているのでEXPOのお供にもなります。
悪いところ
- ホテルが高い
ホテルが高い
姫路駅前のホテルは¥15,000〜宿泊費を抑えるなら、西明石や明石、相生なども検討してみてはいかがでしょうか。

私は西明石に宿泊しました。7,000円くらいで泊まれるし、姫路駅まで590円なので宿泊費は節約できたと思います。
PB頻発の高速コース 姫路城マラソン
姫路城マラソンはシーズン終盤になり、マラソンに体が適応し始めた頃の高速コースでPBが出るランナーも多いのも特徴。ぜひ一度、エントリーしてみてはいかがでしょうか?
フルマラソンの持ち物リスト、おすすめのエナジージェル、おすすめのランニングシューズの紹介もしています。


