今シーズン1戦目、もしくは2戦目にしているランナーが非常に多いおかやまマラソン。実は、おかやまマラソンはコースの難易度は低く走りやすい初心者向けの大会ですが、制限時間が6時間と短めの大会かつ30km以降に大きな橋があり高低差が大きくペースを崩しやすい大会になっています。また晴れることが多い岡山であるため、11月中旬でありながら最高気温は例年高めに推移しています。この記事では楽におかやまマラソンを完走できるように気候とコースから攻略法を4つ紹介します。
この記事を読むとマラソン大会における天候対策とコースの難所である岡南大橋の攻略法がわかります。
おかやまマラソンの概要
- 開催日:11月第2日曜日
- スタート:8:45(2024年)
- 制限時間:6時間
- 参加者数:15,000人(2024年)
コース
岡山総合グラウンド体育館(ジップアリーナ岡山)をスタートし、岡山市内を駆け巡り岡山総合陸上競技場をゴールとする42.195kmの陸連公認コースです。
高低差は最大20mあります。前半はほぼフラットコースですが、後半の30kmに大きな橋(高低差20m)があるコースとなっています。
気候
過去5年のおかやまマラソン当日の天気は以下の通り。
最低気温 | 最高気温 | 天気 | |
2017 | 7.3 | 19.8 | 曇り |
2018 | 7.6 | 18.6 | 晴れ |
2019 | 11.5 | 21.6 | 晴れ |
2020 | 11.5 | 21.6 | 晴れ |
2021 | 6.1 | 18.3 | 曇りのち晴れ |
比較的晴れなる確率が高い傾向にあります。気温は最低と最高気温が約10℃変化し、日中は20℃前後になりスタート時とレース中で体感温度が大きく変わる傾向があります。
おかやまマラソンの完走のコツ
気温差対策
岡山県は「晴れの国おかやま」という言葉あるくらい雨が降りづらい地域です。岡山県は温暖な瀬戸内気候であり中国山地や四国山地に囲まれており、山地を超えるときに季節風が山地を越えるときに雨や雪を降らせてから岡山県に吹き込むため雨が少ないと言われています。
大会過去5年の気象情報を見てもわかるように、晴れの確率がとても高く最高気温は高めに推移しています。ただし、スタート時の気温は10℃前後になるため防寒対策も欠かせません。
定番の保温グッズのカッパやビニール袋はもちろん、アームカバーもおすすめです。気温により簡単に着脱でき体温調整がしやすいグッズです。秋〜冬大会ではおすすめのグッズです。
2022の大会の日の天気予報は雨予報(11/ 9現在)なので雨対策も考慮しておきましょう。
雨対策の詳細は「雨の日のマラソンを快適に走るための必須アイテム7選」で解説しています。
スタート前の防寒対策と日焼けによる体力消耗を防ぐためにアームウォーマーを着用して走りました。
日陰が少ない
おかやまマラソンは市街地以外は比較的日陰の少ないコース設定がされています。田園地帯や河川敷を走る距離が長いコースのため直射日光による体力消耗されやすいです。
また、前述したように晴れの日が多い土地柄のため日焼け対策は必須になります。
日焼け対策の詳細は「真夏のマラソンを完走するためのコツ(グッズ編)」で解説しています。
30km地点の岡南大橋
30kmにおかやまマラソン最大の高低差を誇る橋があります。高低差は20mほどの橋で脚が疲労して集中力やペースが落ちてくる頃にやってきます。非常に攣りやすい条件での急な勾配になります。
この橋を抜けると、ラーメンエイドがあるので耐え抜きましょう。
40km付近の橋
マラソンも残り2km!というところに高低差約8mの橋があります。
「もう脚が残っていないよ」というランナーが多い中、最後の試練です。ゴールも間近なので歩いても、ペースを落としてでも淡々とクリアして行きましょう。
他の大会ですが、40kmの橋で激しく足が攣ってしまいゴールの救護所へ運ばれているランナーを見たことがあります。(多分、DNF…)
ラストスパートの位置ですが落ち着いて走り切ってください。
まとめ
おかやまマラソンの攻略法を気候とコースについて4つ紹介しました。温度差や気温対策をし、無理をしない走りを継続することで夏の練習の成果が出てきます。
また大会2週間前から追い込んだ練習をすると疲労が蓄積し、当日100%の力が出せないので練習し過ぎには注意です。おかやまマラソンはエイドが充実している大会でもあるので、エイドも楽しんで走ってください。