シーズン終盤に行われる都市型マラソンの1つである「大阪マラソン」
大阪城公園を発着として大阪の中心部を駆け抜けるように42.195kmのコース設定がされています。
今回、フルマラソンの部に参加してきましたので会場の雰囲気やコース、エイドについてレビューしていきます。
また実際、走ってみてわかった大阪マラソンを攻略する方法も紹介していきます。
大阪マラソン
EXPO
期間:2024/2/23-24 マラソン大会前の金曜日と土曜日に開催されます。
会場:インテックス大阪 注)マラソンのスタート会場とは違います。
公共交通機関(最寄駅):大阪メトロ中央線 コスモスクエア駅
概要
開催日:2024/2/25(日) 例年2月第4日曜日に開催されています。
スタート・ゴール:大阪城公園
気候:過去の天気は以下の通りです。最高気温は10℃前後です。少し肌寒いですがマラソンで記録を出すにはちょうどいい気温です。
開催年 | 最高気温 | 最低気温 | 天気 |
2022 | 13.1 ℃ | 4.6 ℃ | 晴れ |
2023 | 8.9 ℃ | 2.3 ℃ | 晴れのち曇り |
2024 | 8.0 ℃ | 4.2 ℃ | 雨 |
2024年は残念ながら雨風が強く、気温も上がらず過酷な気象条件の大会となりました。
距離:フルマラソン・チャレンジラン(7.2km)
制限時間:フルマラソン:7時間、7.2km:1時間20分
スタート・ゴール会場
スタート・ゴールともに大阪城公園です。
スタート
トイレ
スタート会場のトイレは更衣室内と公園内に簡易トイレが多数あります。更衣エリアやスタートブロックに行く道中にも多く設置されています。
簡易トイレは女性専用もあるので、女性は比較的スムーズにトイレができます。
手荷物預け・更衣室
2024年大会は、男性「太陽の広場」女性「大阪城ホール内」に荷物預けと更衣室がありました。
女性は大阪城ホール内だったので暖かく雨にも濡れず着替えやすかったですが、男性はグラウンド内で足元も悪く、風が吹くテント内での着替えでした。
整列ブロック
スタート15分前にブロック閉鎖になります。更衣室や手荷物預け場所から徒歩30分とかなり離れているため時間に余裕を持って行動が必要です。
ゴール会場
ゴール後の流れ
- 完走タオル・完走メダル受け取り
- スポーツドリンク・パン・バナナ受け取り
- 更衣、荷物の受け取り
- おもてなし広場へ(ランナー無料食事など)
完走賞は完走タオル・メダルです。
大阪マラソンのタオルは大きめ。メダルのデザインは都市型マラソンの中でもセンスあり
ゴール後の着替え
着替えは建物内でかなり広く室温も適温に保たれており快適に着替えることができます。ゴミ箱は発見することができませんでしたので、各自持ち帰りだと思います。
女子更衣室は複数の部屋が開放れていてゆったりと着替えができました。またトイレに生理用品も用意されていました。
アクセス
スタートゴールともに大阪城公園のため、各方面からのアクセスは抜群です。
コース&エイド情報
コース解説
本記事のコース解説はフルマラソンの部のものです。
2024年大会からコースが変更となり、折り返しと起伏が少なくなり直線が長く、高速コースとなりました。
スタート〜15km
スタート直後は下り基調で基本的にはフラットコースです。ただし途中に数カ所、川があるため橋の起伏を感じます。しかし、どれも短くあっという間に終わってしまうため大きなダメージを感じることはありません。また大阪中心部を走るため道路幅も広く左右には観光名所もあり飽きずに走ることができます。
目まぐるしく観光スポットが現れるので、一気に大阪観光ができます。
15km〜30km
この辺りから大阪中心部を外れていくため観光スポットもなくなり幹線道路と住宅街を走ることになります。道幅が狭いところも出てくるため、走る時は周りを見てスピード調整が必要です。
起伏はほぼなくフラットコースとなっているため走りやすいでしょう。
コースの中でここが一番飽きやすいポイント!ただし応援が多いため地方大会より気にならないかも!
30km〜ゴール
30kmを過ぎると大阪マラソン唯一の坂があります。高低差が20mと大きな坂ではありませんが、30kmも超えているため足への負担は大きくなります。登り切ると「まいどエイド」が登場します。その後は登った分だ下り、そのままフラットコースで大阪城公園まで進みます。
名古屋ウィメンズの33km付近の坂と似ていますが、結構距離があるように感じました。
エイド情報
大阪マラソンは5km以降、約2.5kmごとに給水、18km以降5か所に給食が設けられています。地元の有名企業からのお菓子が提供されています。
お菓子は個包装で1個丸々もらえるのでお得感抜群!
32.8km地点ではまいどエイドという大阪名物27品目が提供される大エイドがあります。ここでは大阪名物が200m近く(体感)にわたって提供されていて、エイドのボランティアの方の渡す勢いもすごく両手一杯になるくらい給食をもらうことができます。
今回、サブ4前後の位置で走っていたためすべてのエイドが残っていました。まいどエイドも全て残っており選びたい放題でした。
ゴール後には肉吸いとおにぎりが振舞われていました。2024年大会は雨で極寒だったため肉吸いの暖かさに救われました。
いいところと悪いところ
参加してみてわかった大阪マラソンのいいところと悪いところを解説します。
いいところ
- エイドが充実
- 応援が途切れない
- 大都市大会のためEXPOから大会まで豪華
エイドが充実
各給食エイドでは大阪の有名な製菓店のお菓子が振舞われ、32.8km地点のまいどエイドでは大阪名物をはじめとする27品目が提供されていました。
特にまいどエイドはどの給食も一口大になっており多くの給食が楽しめるようになています。大阪マラソンの目玉の一つといっても過言ではありません。
まいどエイドの種類の多さは多のマラソン大会にはない量でした!両手にいっぱい持って走りながら食べるほどたくさんのものがもらえました。
応援が途切れない
都市型マラソンで人口が多いためコース全体に応援してくれる方がいました。また、交通の便もいいため数カ所回って応援してくれる人も多く、常に沿道から元気がもらえました。
雨にも関わらず多くの人が応援してくれていたので、晴れの時はもっと応援がありそうでした。
大都市大会のためEXPOが豪華
全国から3万人以上のランナーが集まる大会であるためEXPOも豪華で、スポンサーブースも多くステージもありました。EXPO会場の外には屋台も出ておりゼッケン引き換えだけでなく何時間も楽しめるようになっていました。
悪いところ
- 一部コース幅が細い
- 更衣室の男女間格差が大きすぎる
一部コース幅が細い
参加人数の割に、一部のコースで1.5車線程度しか幅がない場所がありランナーのボリュームゾーンである4〜5時間台は狭く感じます。スピードも落ちるので少し危険でした。
また歩行者が横断するためにランナーの走行車線を変更するときも異常に狭くなっていました。
更衣室の男女間格差が大きすぎる
女性は大阪城ホール内で暖房完備、男性はグラウンドに設置されたテント内での更衣となりました。2024年大会は大雨+極寒でゴール後に低体温症を発症する人もいたくらい厳しい希少条件でした。
男性陣からはテント内のシートも雨と泥が入ってきていたそうです。そのため公園内の屋根のある場所で着替える人が多数。そのまま防寒着を着て帰る方もいました。
対照的に女性はホール内で暖房も効いていたためゆっくりと着替えることができました。
来年以降は男性も大阪城ホール内で着替えられるようにして欲しいですね!
高速コース・エイド充実・走りやすい大阪マラソン
この記事では、大阪マラソンの概要、コース、エイドなどを解説しました。
都市型マラソンの中では、エイドの量と質はNo.1です。またコースも2024年大会から変更となり、折り返しが8ヶ所から3ヶ所に減り高速コース化しました。
大阪マラソンはマラソンを楽しみたい人も記録を狙いたい人も初挑戦の人にも最適なマラソン大会です。1度、エントリーしてみてはいかがでしょうか?