コロナ前は金沢マラソンと同日だった富山マラソン。2021年大会より1週間開催日がずれたため参加できるようになりました。
この記事では、公式HPや参加案内ではわからない会場の雰囲気や富山マラソン2021に初出場&完走してきましたので、コース紹介と難易度と攻略法を解説します。
富山マラソン
大会概要
- 開催地: 富山県富山市・高岡市・射水市
- 開催日程: 2021/11/7(日) 例年11月第1日曜日に開催
- 参加人数: フルマラソン13,000人,ジョギング(4km)1,000人
- 制限時間: フルマラソン7時間,ファンラン50分
- 費用: フルマラソン¥13,000,ファンラン¥3,000(高校生以上)
- エントリー: RUNNET (2024年度は4/6〜8/7の先着順)
- スタート&ゴール: スタート:高岡市役所前,ゴール:富山市富岩運河公園
- 気候: 過去の気温は以下の通りです。最高気温は20℃前後です。比較的走りやすい気候です。
2023年は急に寒くなりスタート時は15℃前後ありましたが、小雨も降っており午後には12℃前後まで気温が下がりました。
受付日時と会場
大会前日の土曜日のみ 10:00〜20:00
場所:富山市総合体育館(富山駅と環水公園の間にあります)
富岩運河環水公園や富山市総合体育館の駐車場は使用できません。
公共交通機関を使用してください。
受付の流れ
- 入り口で検温&アスリートビブス引換証への記載
- 本人確認(代理受付なし)
- ゼッケン、参加賞受け取り(ゼッケンNo.ごとにブース設置)
- マラソンExpo
13:00頃、入場後のゼッケン受け取りまでは5分もかからず完了しました。
密にもなっておらず、安心して受付できました。
Expo会場ですが、コロナ禍のためブースが少なくなっており閑散としていた印象です。
富山マラソンの歴史が展示されており、レースへのワクワク感が出てくる作りになっていました。
名物の鱒寿司が購入できるブースもありました。
スタート会場
スタート会場は高岡市役所前で高岡駅からは徒歩20分、北陸新幹線新高岡駅からは無料シャトルバスでアクセス可能です。
トイレ
スタート会場の各所にありますが、基本混雑しています。余裕を持ってトイレに並びましょう。女性専用のトイレもありますが10分程度待ちました。
更衣室
男女とも更衣室の用意があります。男性はスタートブロックやトイレの近くにありますが、女性更衣室は少し離れているので着替えてから会場に向かうことをお勧めします。
手荷物預け
ゼッケンに書かれたトラックに直接自分で持っていきます。若干密にトラックが止められているので、混雑しているように見受けられました。
また、手荷物の中にペットボトルは入れないでくださいとのことですので注意しましょう。
手荷物預けの袋は26Lのリュックがちょうど入る大きさでした。
整列ブロック
日陰が多めなので、若干寒いかもしれません。2021年は暖かかったので防寒着を着ている人は少なかったのですが、例年は必要かと思います。
ブロックは細かく分かれており、1ブロックの収容人数が少なめに設定されていました。ストレッチもブロック内でできるようになっていました。(コロナ禍のための措置の可能性もあり)
ゴール会場
ゴールは富山市富岩運河環水公園の道路(世界一美しいスタバ近く)です。
ゴール後の流れ
- スポーツドリンク
- 完走賞タオル
- 完走メダル
- バナナ
- 荷物受け取り
上記の順で受け取って更衣室に向かいます。荷物受け取りの段階から男女分かれています。
更衣室に向かう途中、環水公園のフォトスポット的な場所で皆さん写真を撮っていました。
完走賞はタオルとメダルでした。
更衣室
女性:富山市総合体育館内
鏡の設置あり、机と椅子も用意されていました。
ボランティアは女性ばかりでキレイに使用されていました。
男性:地下駐車場?(Twitterやインスタの情報です)
男性更衣室は寒かったとのコメントもちらほらありました。
会場内
体育館の外では協賛ブースやフードトラックもありレース後も楽しめる設計になっていました。フードトラックでは豚汁や唐揚げなど売っていて完走したランナーの空腹も満たしてくれます。待ち合わせスペースもあります。公園内ということもあり、密にならずランナー友達のゴールを待つことができます。
コース&エイド情報
コース解説
本記事のコース解説はフルマラソンの部のものです。
全体的に若干起伏に富んだコース設定となっており、ハーフ付近にある新湊大橋が最も大きな高低差となっています。1km近く登り坂で辛いですが、目の前の立山連峰は圧巻の景色が味わえます。
スタート〜10km(高岡市街地)
ほぼフラットなコースですが、JRの高架が2ヶ所有ります。ここで若干のアップダウンがあります。(高低図の山になっているところが高架)
若干のアップダウンがありながらも全体的には走りやすくなっています。また、市街地のため住民の応援が多い地域です。
10〜20km
10〜15kmは庄川河川敷をひたすらまっすぐ海まで走るコースです。ほぼフラットなコースでとても走りやすい区間になります。河川敷ということもあって応援は少なめです。
15〜20kmは、新湊大橋に向かって海沿いに近づいていくコースです。18kmくらいから進行方向に新湊大橋が見えてきます。(ただ大きくて全然近づく気がしない)
また18km地点のエイドではます寿司や天むすが振る舞われます。
20〜30km
20〜21kmは富山マラソン名物の新湊大橋の登り坂です。ハーフ地点が橋の頂点になるように設定されています。
上り坂はきついですが、目の前に立山連峰の絶景が広がります。
橋以降はフラットコースで走りやすくなりますが、橋の高低差による足への負担がダイレクトにくる区間になります。
さらに27km以降は田んぼ道になり応援も少なくなります。
30km〜ゴール
30〜35kmは永遠に続く田んぼ道です。高低差がないフラットコースです。
コース内で最もメンタルが試される区間です。応援もほぼありません。
35kmを過ぎると富山市街地へ徐々に入っていくコースになります。田んぼも抜け、ゴールが近いのかな?と感じさせるコースになってきます。
40km手前で最後の橋である富山北大橋が見えてきます。ただし目の前で右折します。40kmを越えると富山北大橋に突入していきます。40km走ってきた脚に鞭を打つような橋…
橋を渡り切ると富山駅やゴールの富岩運河環水公園が見えてきます。公園の外周も地味に上っているため脚はつらくなってきますが削られますが、ゴール手前ということもあり応援が多く頑張れるポイント!登り切るとゴールまでフラットです。
富山マラソンの受付などの情報はこちらから
難易度
富山マラソンの難易度は「低め」で初心者でも走りやすい大会です。
- 制限時間 7時間
- 完走率 95〜97%(平均96%)
- コースはほぼフラット(新湊大橋、富山北大橋以外)
制限時間と完走率からも走りやすい大会ということがわかります。
一部、高低差が大きいところもありますがとても走りやすいコースとなっています。
初心者はもちろん、タイムを狙いたいランナーにもおすすめの大会です。
攻略Point
実際に走ってみた富山マラソンの攻略Pointを解説します。
前半〜新湊大橋までは力を使わない
基本的にフラットコースですが、ハーフ前に新湊大橋という1kmで40m登る大きな橋があります。ここまでで力を使ってしまうと30km以降に脚へのダメージが大きくなりペースダウンや足攣りの原因になります。
新湊大橋の上りのでペースダウンは気にしないでください。下り坂以降でで十分挽回できます!
30〜35kmはメンタル勝負
普段の練習で走っている場所によると思いますが…
街中をランニングしている人には、永遠のように続く田んぼ道はメンタルがどんどん削られていきます。1番、集中力の切れやすいポイントですが修行だと思って、心を無にして走り抜けてください。
足攣り対策
新湊大橋の高低差でかなり筋疲労を感じるコース設定です。急激な筋疲労は足攣りの元!
アミノ酸系のエナジージェルやサプリメントの補給は忘れずにしましょう。
おすすめはスタート前に飲む「カツサプ」です。
気温は例年15度前後です。ただし2021年大会はスタート前で15度、レース中は22度まで気温が上昇しました。直前の天気予報を確認して、発汗による足攣り対策を追加してください。
エイド情報
給水は13か所設置されています。前半は約4km毎、後半は約2km毎に設置されていて設置間隔を工夫していました。(後半にエイドが多いのはうれしいですね!)
ほぼすべての給水所で水とスポーツドリンクの提供があります。
一部の給水所では水のみやスポーツドリンクの代わりに炭酸飲料(コーラ)の提供があります。
給食は11.6km地点から提供されています。
チョコレート、バナナ、ゼリー、ようかんのほかに『白エビせんべい』『こんぶあめ』『さくらあめ』などの地元のお菓子や『天むす』『ますずし』もありました。
いいところと悪いところ
参加してみてわかった富山マラソンのいいところと悪いところを解説します。
いいところ
- エイドが充実
- 景色がいい
エイドが充実
エイド情報でも記したように、富山の有名なお菓子などがエイドで提供されます。甘味が多めですが、名物の鱒寿司や天むすも食べられます。
景色がいい
富山マラソンといえば新湊大橋です。新湊大橋自体も間近で見ると圧巻される橋ですが、橋を登り切ると目の前に見える壮大な立山連峰が広がります。
一番コース上できつい場所ではありますが、ぜひ景色を堪能してください。
悪いところ
- スタート会場が遠い
スタート会場が遠い
スタート会場が富山市ではなく高岡市のため富山市内で宿泊すると必ず移動が必要になります。北陸新幹線で8分、あいの風とやま鉄道で17分と遠くはありませんが多くのランナーが移動するためかなり混み合います。
特にあいの風とやま鉄道は車両数も少なく、本数も少ないため満員状態だそうです。
私は、大会側が用意していた北陸新幹線のチケットを前日に購入し新幹線で移動しました。
少し値は張りますが、東海地方に住んでいるとあまり乗らない新幹線に乗るチャンスでもありました。
アクセスや気候も良く参加しやすい大会
いかがでしたか?富山マラソン参加選手の目線で大会を紹介しました。
富山マラソンは富山駅からアクセス良好!スタート地点の高岡市役所へのアクセスも大会のサポートが充実していて全く不便のない大会でした。
リピートしてもいい大会だなと思いました!
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